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目でみる経済再生可能エネ雇用者数が増加〜すべてがNになる〜

2022年9月29日【経済】

 再生可能エネルギー分野で働く雇用者数が増加しています。

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によると、再エネ部門で直接的・間接的に雇用されている人数は2021年に世界で約1270万人を記録しました。12年からの9年間で540万人も増加しました。

 産業別で最多は太陽光発電です。429万人に上り、再エネ部門で働く総雇用者数の3分の1以上を占めます。次いでバイオエネルギー344万人、水力発電237万人、風力発電137万人と続きます。

 全体の雇用者数のうち3分の2近くがアジアに集中しています。最多は中国で、総雇用者数の42%を占めます。中国に次いで欧州連合(EU)とブラジルがそれぞれ10%、米国とインドが7%と続きます。


 再エネ部門の雇用者のうち女性が占める割合は3分の1にとどまります。再エネのさらなる普及に向けIRENAは、職業訓練などを通して女性をサポートする体制を確立する必要があると指摘。また、再エネ産業において人間らしい働き方を保障することに加え、地域の活性化や多様性の尊重など包摂的なビジョンを掲げる必要があると提起しています。(小村優)


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