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すべてがNになる〜生徒数日本一N高校が進学・就職率を粉飾していた。〜

 ネット上では五輪組織委員会が文春の発売中止を求めているとかで何やら湧いていますが僕はこの記事の詳細が知りたかったのでまんまと買ってしまいました。折角なので写経していきます。地方なので一日遅れで発売されてやっと昨日読無ことができました。買ったんで一部有料にします。あとニコニコからネットで謝罪文が出ていました。粉飾というと堀江氏を思い出しますがネット創生期の人たちがよくやるパターンなのかもしれません。

 上記時の講師陣で認識できるのは竹中平蔵氏くらいですが、記事末尾の

 3月29日、「週刊文春」が、発表したデータの根拠や問題点について質問すると、N高は次のように回答した。
「進学先の『専門学校他』の区分におきまして、文部科学省の学校基本調査とは異なる独自の区分を採用しておりました。大学受験予備校に進む生徒を含む浪人生や、自宅浪人生についても『専門学校他進学』に含めていたことは不適切であり、お詫び申し上げます」

 紙の方にはこう付加されていました「また、アルバイトを就職率に含めて発表したことも不適切だったと認め、今後は文科省の指針通りに区分して公表すると答えた」ってホントは大分盛ってたんですね。

生徒数日本一N高校が進学・就職率を粉飾していた。

 「進路決定率、これを非常に我々は大事にしています。大学合格実績をご覧ください。なんと、東京大学に四名の方が合格!国立大学に計三十七名の方が合格。ラスボスと呼ばれる東大理三(医学部)に一名の方が合格されました。本当におめでとうございます!

 三月二十三日、YouTubeTwitterさらにニコニコ生放送の生配信で、気色満面にそう発表したのは、角川ドワンゴ学園理事で、六月からKADOKAWAの社長に就任する夏野剛氏。「N高等学校」の「二〇二〇年度進路・大学合格等実績発表会」の様子である。

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官房長官時代の菅氏をニコニコ超会議へ招待する夏野

 このN高は一四年に経営統合した出版大手KADOKAWAとIT企業ドワンゴが設立した通信制高校。「ネットを駆使した未来の学校」を標榜し、一六年四月に開講した。「ネット」と「通学」の二コースがあり、高卒資格が取れる。「授業はパソコンやタブレットなどを用いて、ドワンゴが開発した学習アプリやZoomなどで受講します。不登校の子に限らず、プログラミングを学びたい子やスポーツ選手、海外移住者など多様な生徒が集まり、近年は桜蔭や女子学院、聖光学院など難関中高一貫校から転入する生徒もいます」(N高関係者)

 卒業生にはフィギアスケート選手の紀平里香などがおり、現在はプロテニス選手や囲碁棋士なども在学。開校当初千五百人だった生徒数は昨年末時点で約十倍の一万六千六百四十一人となり、生徒数日本一の高校に成長している。
 「著名人の特別事業も盛んで、昨年9月には麻生太郎副総理が登壇。経済学者の竹中平蔵氏や平井卓也デジタル改革担当大臣なども事業を行っています」 (同前)
 進学実績も年々向上。二〇年度卒業生では東大四名、京大一名、医学部八名、国公立大学に52名が合格している。この結果を受けて、夏野氏は冒頭のように胸を張ったのだった。
 ところが----。N高の実情を知る職員が告発する。「進学実績をよく見せるため、他の高校とは異なる数字をもとに結果を発表しています。進学率、就学率を“粉飾”しているのです)
 小誌はN高が「二〇年度卒業生の進路・合格実績」を作成する際に用いた進学・就職率に関する内部資料を入手。3月23日に発表された大学等の進学率は二三・六一%、専門学校外他四〇・四八%、就職者二〇・九八%進路未定一三・九四%となっている。
 だが資料には進学率に関してこんな記載があった。〈「専門学校外」※浪人者は例年通りこちらでカウントしています〉

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