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ブライダルDJとは?

こんにちは。
岡山で路地裏に佇む隠れ家イタリアンを営んでいます。
【OSTERIA RONDO】の丸本と申します✍️

基本的にはイタリアンのオーナーシェフとして日々お店には立っているのですが、もう一つの顔がありまして。それは結婚式場…ウェディングの場に立つDJ【ブライダルDJ】としての顔も持っております🙌

いわゆる兼業という形で専属契約を結ばせてもらい、その会場の選曲のほとんどと音響、照明なども合わせて担当させてもらっております。

そもそもウェディングの場にDJなんているの?🤔
そう思われる方がほとんどだと思います。
音響さんと言えばBGMの音量調節からマイクの音の調整だったりとまだイメージが湧くと思います。
ですがDJとなると…🤔はて?
クラブ?🤔?チャラい感じ?
チェケチェケなイメージを持たれている方が多いことと思います。

チェケチェケ(以後スクラッチ)なんてことは基本的にしません。
あれも一つの技術ではありますが、結婚式においては特に使う事はありませんので🙌

じゃあ何なの?
一言で言うところ「選曲家」

ではどのタイミングの選曲をしてくれるの?🤔

今任せていただいているのは
✏︎挙式の形式の一つ【人前式】の中での一通りの流れに合わせた選曲
※神前式は神社で、キリスト教式となると牧師さんや聖歌隊がいますので✍️

【人前式】とは、呼んだゲストたちの前で二人が誓いを立てる儀式。
その儀式に合わせた選曲を一通りさせてもらっています。

そこからその後の披露宴を行う中での歓談中は全てその場に合わせたその日限りの選曲を行っております。

それってでも結構騒がしくなるのでは?🤔

だからこその選曲家。
食事がメインの親族のみのパーティーなどでは落ち着いた空間作りの選曲を。
少し友人が多めの賑やかさを求めるパーティーなら明るめを
更にメリハリをつけたい時には、プランナーの方達とお二人とで決めた進行の中でココとココはこういうシーンを作りたいなどに合わせた選曲を行います。

しかしいろんな方が思われるのは、音をそんなに重視していない現状。
それは邪魔に思われる方も多いからだと思います。

ただ音とは日々常に何かしらの音をみなさん耳にしている中でいい音もあれば悪い音もあるように、心地よい空間を作る為の沢山のジャンルがあったり、思い出となるシーンを生む為に挿入歌の様な曲や歌があったりと何気に陰で支えてくれている存在。

なんなら「無音」も音の一つ。
間を生む為に用いる為に作られた感覚だと思ってます。
「無音」を操る事でその前と後を飛躍させるなんてこともあります✍️

好きな曲や思い出の曲となると心が揺さぶられるなんてことを経験したことのある方も多いはず。

感情や感性に触れていくための五感の一つに聴覚があるので、音って本当は重要なんです。

なんなら言葉も音の一つだと自分は認識しています。

スピーチを話す友人の声質やトーンなどに合わせたり、話している内容を聞いてその先に来るであろう文章を予測しての選曲なども考えます。

一つ一つのシーン作りに全て完璧に対応できているかとなるとわかりませんが、それでも可能な限りはそのシーンを更により良い空間にできるように添えるような気持ちで曲を選びます。

そこで思わず出る涙だったり笑顔だったりをカメラマンに抜いてもらえるように。

瞬間的なところ以外も全ての時間は生物(なまもの)で、鮮度を大事に本職である料理のように活かしていく事で、予想を超えた思い出へと変えていく。

非現実的な事を書いていると思う方もいるでしょ?
でも結婚式って非現実的なんですよ。

たくさんのお金を払うんです。
たくさんの人が関わるんです。
たくさんの時間がかかります。

そうやって費やしてきた事全てはその1日の為にあるんですから、非現実的を創り出すには申し分ないのです。

昨日でも明日でもなく今日であるその一瞬一瞬の為に惜しみなく思考を張り巡らせて感性尖らせて挑むのがこのお仕事。

DJと聞くとDJの方達も反応するし、音響と聞くと音響の人も反応するでしょうが、その枠組みがブライダルとなると少し特殊でそれらを全て一人でこなす事も特殊だと思っていますが、これはこれでスリリングなんですよね🤔

まだ結婚式がこれからな方はもっと音楽にも少しだけ興味を持って、その1日に組み込んでみてください。

きっとその1日がまた少し色を変えてくれます。

ここからは余談ですが…
このお仕事の後に本職であるイタリアンの営業が常に待っているのですが…
これだけの集中と思考をするとどっと体力を削られます🤣

それでもその後の営業はお客様が来てくれるだけでテンションが上がりネジの外れる人間。

本当に自分は感覚派なんだなと思う日々です✍️

それではまた次回に🙌

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