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鶏愛が止まらない 大阪・北新地 『活地鶏料理ひないや』

DSC_3426?? いや児玉さん

養鶏場を応援せねば!
比内地鶏の生肉販売

 鶏が好き過ぎて、建築業を辞め、鶏料理屋になった児玉敏彦さんが、愛を込めて焼くのは、比内地鶏。2016年に、地元の香里園から移転した北新地の店は、元建築屋の腕の見せ所とばかり、無垢の木や一枚板のカウンター、森林浴が出来そうなほど材木がふんだんに使われた、粋な和モダンの風情だ。 そんな中、普段は、和歌山の炭焼き職人から特注で仕入れる炭で、串一本ごとに、塩の種類や量まで変えて焼く、渾身の焼き鳥や、秋田の郷土料理・きりたんぽ鍋などを、ゆったりと味わえるのだが。
 いま、児玉さんは、比内地鶏を今まで通りに仕入れている。そりゃあもう、鶏の成長は待ったナシ。買わないと養鶏場がつぶれてしまう。といって、北新地にも客はいない。店は5月18日まで休業中だ。そこで!児玉さんは、養鶏場『秋田高原フーズ』とも話し合い、保健所の許可も得て、比内地鶏の肉を真空パックにて販売することに。炭火で焼くようにはいかずとも、旨みの強烈な比内地鶏は家で焼いたって旨いに違いない。
 さらに、名物のきりたんぽ鍋も購入可。比内地鶏の生ガラと、空堀の『こんぶ土居』の天然真昆布や干し貝柱など上等食材を惜しみなく用いて、白濁せぬよう12時間もコトコト煮込んだスープが極上なのだ。
 このほか、野菜や調味料、酒も、生産者に会いに行き、これぞと思うものだけを揃えている児玉さん。有機野菜や、牛乳、発酵クラフトバター、カチョカバロチーズなど、飲食店が休業して売り先に困っている生産者を応援しようと、店で販売する予定とか。男前だ!

DSC_3418?? いや店内ヨ??

例:
秋田高原フーズの比内地鶏・もも肉2枚
胸肉(ササミ・袖・首皮付き)を2枚 
 各3000円税込・送料別でチルドで配送。

電話でご予約を。

『活地鶏料理ひないや』
● 大阪市北区曾根崎新地1-10-16 永楽ビル6F
● 06-6344-1718
●大阪メトロ四つ橋線西梅田駅、またはJR東西線北新地駅から徒歩4分●『私がホレた旨し店』110p所収