「質の高い論文数」日本は過去最低の12位
この話題も、いまや目新しくなくなりましたね。
日本は優秀な理系高校生が東京大学の理工系学部ではなく、他の国公立医学部に流れてしまう。さらに医学部に流れた学生が研究機関に所属してアウトプットしてくれればよいのだけど、さっさと開業して「地域医療に貢献する」との大義名分のもと金儲けに走ってしまいがち。また数少ない「東大工学部の優秀な学生」も、待遇の悪い東大の研究室ではなく、欧米の研究機関やGAFAのような外資系企業に流れがち。
そしてもう一つ、この記事で私が知りたい点、それは
「米国の研究機関にいる日本人研究者の出した論文は日本の論文数にカウントされているのか?米国の論文数にカウントされているのか?」
というのは、優秀な日本人研究者は日本だと待遇があまりに酷いので米国の施設に所属しているから。もし「米国にいる日本人研究者の出した論文を日本の論文数にカウントしている」としたら、これを米国の論文数にカウントして分析しなおすと、日本は12位どころではないかもしれませんね。
ノーベル賞受賞者が日本から毎年のように出ているが、最近はほとんど欧米の研究機関での成果である。
せっかくの優秀な民族の優秀な人材が欧米中に流れて残念な話なのだけど、まあこれも全て、日本が選んだ選択なので仕方ないですね・・