障害児を授かって④【娘 3才〜4才】家族で車の旅(2週間)行ってきた!(伊豆キャンプ編)
(2022.02.17 投稿)
みなさんこんにちは、おっさーと申します。
わが家では、母親の胎内にいたときの脳出血が原因による、重症心身障害児5才の娘と、健常児3才の息子を育てています。
今回の記事では、娘の生後3才〜4才にかけてのお話しをしたいと思います。
障害のある娘を授かったことで、海外駐在ありきの会社から転職した僕は、転職先の会社へ出勤するまでの間、2ヶ月近くの休暇をとることができました。
「こんなチャンス、二度とやってこない!」
そう感じた僕は、この機会に家族での長期旅行を計画しました。
障害児も一緒に楽しめる長期旅行ってどんなだろう?
当時3才の障害のある娘と、1才の息子を連れて楽しめる長期旅行ってどんなだろう?
まず、海外旅行は真っ先に選択肢から消えました。
飛行機での長時間の移動に耐えられないだろうし、万一てんかん発作があったときには対処ができません。
結果、自家用車での国内旅をすることにしました。
その理由は、
・万一てんかん発作があっても、病院などへ、すぐに行き先を変更できる
・子どもが騒いでも、車内であれば周囲に迷惑がかからない
・車内で手軽にオムツ替えができる
・最悪車内で飲食できるし、風雨もしのげる
ちなみに娘は重度障害なので、障害者手帳を提示することで高速道路料金は半額になります。
僕的にはもう、1ヶ月くらいの長期間で、東京郊外の自宅から九州を周って帰ってくるくらいの長旅がしたいと思っていました。
でもまあ、子どもも小さいですし、あまり無理をさせててんかん発作が起こっても怖いので、2週間の旅にしました。
これくらいが限度かなと。
ルートはこんな感じにしました。
自宅を出発
⇒ 伊豆でオートキャンプ
⇒ 静岡の実家でまったり
⇒ 伊勢神宮
⇒ 大阪市内観光
⇒ ユニバーサルスタジオ
⇒ ふたたび実家でまったり
⇒ 自宅へ帰着
伊豆キャンプへGO ♪
意気揚々と車に乗り込み旅のスタート!
BGMは、門出にふさわしく「銀河鉄道999」です(笑)
転職は決まったし、でもしばらく出社しなくていいし。
最高の気分での旅立ちとなりました。
妻、スマホ忘れる。。。
しかし、順調なドライブの途中、平塚あたりでまさかの出来事が。
妻、スマホ忘れる。。。
おい! なんで今日にかぎって。。。
よりによって、一番忘れてはいけない物を忘れるとは。
「わかった、とりあえず伊豆キャンプはスマホ無しで乗り切って、そのあと実家に着いたら、俺一人で新幹線でスマホ取りに帰るわ。。。」
まだ現地調達できるものなら、取りに帰らなくても凌げたのにー(涙)
そしてなんと、更なる試練が!
平塚あたりの高速道路を、たしか100kmくらいのスピードで走っていたと思うのですが、覆面パトカーに捕まってしまいます。
よくよく見ると、80km規制の道路でした。。。
初心者マークに車椅子マークまで付けた上で覆面パトカーを追い越したので、逆に目立ってしまったか。。。
キャンプ場選びの失敗
こんなドタバタのすえに、なんとか伊豆のオートキャンプ場へ辿り着くことができました。
子どもが小さいことを考慮して、テント泊ではなく温泉露天風呂付きコテージにしたのですが、部屋が2階だったため、娘を抱えての昇り降りが超ハード。
おまけに雨まで降ってきました。。。
しかも、夜暗い野外で過ごす状況を子どもが怖がってぐずりっぱなし。
旅のしょっぱなは、散々でした。
そんな中、部屋に備え付けの温泉露天風呂だけが、僕たちを癒してくれました。
オートキャンプのススメ
このときは散々なキャンプでしたが、それにもめげず、この旅行の後にも何度か家族でオートキャンプにはトライしましたし、テント泊もしました。
そこには、障害のある娘は普段室内で過ごすことが多いので、なるべく外の自然の中で過ごす時間をつくってあげたいという思いがあります。
それにはキャンプがぴったり。
中でも、オートキャンプはキャンプサイトに直接車を駐車できるので、肢体不自由児と一緒でも楽ちんです。
次回 伊勢神宮へ
次回の動画では、その後、実家から伊勢神宮への旅についてお話ししたいと思います。
「日本最大のパワースポットである伊勢神宮へは一度行ってみたい」と、以前から思っていました。
ただ、正宮への道は石段のため、車椅子で参拝に来ている人たちが多数、階下で、正宮を見ることが出来ずにお参りしている姿を目にして、僕は少しだけ、複雑な気持ちになってしまいました。