【障害児就学問題】特別支援学校 or 学級?わが家はこっちを選びました!
どうも、おっさーです!
今回は、わが家の6歳になる娘の就学問題についてお話ししたいと思います。
うちの子について
わが家の6歳になる娘は、療育手帳、身体障害者手帳ともに最重度の重症心身障害児です。
なので、僕的には進学先は特別支援学校一択かなと思っていましたが、妻的には支援学級の方が家から近いということで、その可能性も含めていろいろと見てみたいとのことでした。
娘が学校にいる間は完全に先生に預けることになるので、親の目が行き届きません。
最悪の場合、その間に虐待行為などがあったらどうしようという心配や不安もあります。
学校選びは慎重に、少しでも安心できるところに預けたいなという思いで学校見学を進めました。
支援学校と支援学級 そもそもどう違う?
そもそも、支援学校と支援学級の違いってなんでしょうか。
この障害の人はこちらの学校へといったような、はっきりとした線引きはないようです。
でも、食事、着替え、排泄など、日常生活に必要な行動が自分で行えるかどうかということが、ある程度の基準になるようです。
また、特別な医療機器が必要な場合は、支援学級では対応ができない場合もあるようです。
そうなるともうわが家の場合、支援学級は難しいだろうと思いつつも、実際にこの目で見なくてはということで、それぞれ見学させてもらいました。
支援学校見学してみた
まずは特別支援学校を見学しました。
わが家が見学したのは、主に肢体不自由の子どもたちが通う支援学校です。
支援学校は数が少ない上に、郊外にある場合が多いようで、通学には時間がかかる傾向があります。
わが家の場合も、家から支援学校のバスが来るバス停まで送って15分、そこからバスに乗って60分、バスの待ち時間なども含めると、片道1時間30分コースで、毎日往復で3時間近い移動時間が必要です。
しかも、てんかん発作が出るとバスには乗れずに、親が直接学校まで送り迎えする必要があります。
医療ケア児などもバスには乗れないので、通学はかなり負担になるかと思います。
ただ、実際に学校を見学させてもらうと、いろんな面で充実していて、感動すらありました。
ここならこの先、娘が高校を卒業するまで預かってもらっても大丈夫かなと思いました。
その理由ですが、まずは教員の数の多さです。
あるクラスは、生徒が数人休んでいるとは言っていましたが、教員の数の方が多かった。。。
教員の障害に対しての理解度も高いと思います。
医療ケア児のクラスでも、手慣れた対応をしていました。
食形態も生徒の障害の程度に合わせていろいろと選べる。
あと、施設面でもかなり充実していました。
基本的に全エリアバリアフリー。
車いす同士が余裕ですれ違える廊下の広さ。
寮も併設されていて、車いすのまま入れる。
湯船がスロープになっているお風呂もあってビックリしました。
重い障害がある子どもたちが多い中で、どうやったら明るさや楽しさを提供できるかという視点での努力がされているなと感じました。
すごく充実した環境なのは間違いないのですが、ただ、唯一遠いなーといったところです。
支援学級も見学してみた
別の日には、一般の小学校にある特別支援学級へ。
『医療ケア児支援法』が施行されたことで、重度障害のある子どもも支援学級に通えるということを知り見学をしました。
通学時間は家から徒歩5分。
ここに通えば、通学の負担は圧倒的に少ないです。
ただ、重症心身障害児が支援学級に通うには、エレベーターや車いす用トイレを娘のためだけに設置する必要があるとのことでした。
クラスの生徒たちは、みんな基本的には歩けないなどの重い身体障害はないようで、椅子に普通に座ってそれぞれの課題をやっており、ぱっと見だと、どこに障害があるのかわからないような感じでした。
また、給食は普通食しか出せないとのことなので、毎日お弁当になります。
重症心身障害児を通わせるには、人的な面でも、設備の面でも、厳しいなという感想でした。
ただ預けるだけならできると思いますが、そこで過ごす娘の時間が意義あるものであってほしいとも思いますので。。。
わが家はこちらにしました
ということで、わが家の結論としては、主に肢体不自由児を中心とした支援学校に通わせることにしました。
通学には時間がかかりますが、それ以外の点では、わが家の娘の状況を考えると、支援学校の圧勝でした。
他にも、知的障害児を中心とした支援学校など、何校か見学した中での結論です。
ただ、わが家は支援学校にしましたが、比較的障害が軽度のお子さん、自分の身の回りのことがある程度自分でできるお子さんは、支援学級の方が学習内容の面でよいかもしれません。
そんな娘ですが、無事入学式を終えて、ピカピカの一年生としての生活がスタートします。
娘にとって、学校での生活が有意義なものになってほしいと願います。