ザ・街録に出るまでもない番外編19・機能不全家族な夫の家族
一昨日、マイアミの伯父さんにクリスマスクッキーを作った。そして昨日、郵便局へ行って、そのクッキーを送った。先日、夫に持って行ってもらったクッキーが馬鹿ウケだったので、クッキーを作って送ったのだ。
マイアミから夫が帰って来て、数週間が過ぎたが、相変わらずお金の事でいろいろとある家族。
まず伯父さんは、90歳で今後生きていく為に使うだろうお金は、自分で貯金したお金がまだ残ってるので、万が一伯父さんが亡くなった後の事を考えて、そのお金を伯父さんのマイアミに居る甥っ子の高校生の息子さんの為にトラストファンドを作ってあげたら?という話を夫が伯父さんに持ち掛けた。
伯父さんには、子供がいないし、家族は、まだ健在の実の妹である夫の母、つまり私の義母しかいない。
そこで、その話を電話で夫から聞いたお義母さんが、伯父さんに電話をかけて、またお金の相談をして、伯父さんは、またお義母さんに、1000ドルを送ったそうだ。伯父さんがお義母さんに1000うドルを送ったのはこれで2回目。その他、義姉1も歯医者に行く金がないといって、伯父さんから1000ドルを貰ってる。
それを聞いた私たちは、呆れたのだけど、実際何があって急にお金が必要になったかは、私たちは知らない。
おそらく誰もが想像できる理由だとは思うけど、考えるだけで、めっちゃ気分悪くなるので、もう考えないようにした方がいいという事で、夫は伯父さんに、これ以上、伯父さんのお金の話に参加したくないので、お金の話はそちらで納めて、私達には話さなくっていいよと電話で告げたらしい。笑
しかしさ、どうしてハゲタカみたいに、死にそうな人の上をぐるぐると旋回できるのだろう?って冗談を通り越して、気分がめちゃくちゃ悪くなる。
お金に対する考えというのは人それぞれだけど、お金って、働いた分の対価として捉える私には、どうして人の分まで欲しいと思うのだろう?どうして私にも権利があると考えるのだろう?と。
人のお金は人のお金。勝手にしたらいいんじゃない?と思うけどね、私は。そもそもが、人の持ってるお金に興味がない。自分のものじゃないからね。人のものは人のもの、私のものは私のもの。だもの。
お義母さん曰く、お義兄さんが亡くなった今、夫がその役目をするべきだと。何故?どこから来る発想?と思う私達。今現在、お義母さんの事務的なお世話は義姉2がやっている。が、金銭的な事は政府がすべて面倒見てるはず。なんで?夫が?何をしろというの?って話よ。何か臭うよね。くっさ。
途中参加?の読者の皆さんのため説明すると、お義母さんは今、老人ホームで暮らしていて、その料金のすべては、政府が支払ってくれているはずで、お金なんか必要ないはずだと夫は言う。なのにまだ何か(お金?)が必要なのか?と考えると、、、
ああ、あの義母の失敗作の双子か、義姉2の家族の為なのかな?って思った。義姉1には子供がいない。義姉2の家の子供は、上の男の子はどうか知らないけど、下の女の子は2人の子のシングルマザーで高卒。確かに仕事を見つけるのは大変だろう。義姉2の夫は、工事現場の重機オペレーターだったので、今は働いてないはず。年金で細々とって感じだと思う。義姉2もずーっとウエイトレスしかしたことない人だったから、年金の額も低いのだと思う。そうするってえと、やっぱり姪っ子が生活苦なのかもなって思う。
その姪っ子は、以前、夫にお金をせがんだことがある。もちろん、その時は説明もなしに金を送って欲しいだったから、夫は無視した。一事が万事、説明なしに金をせがむ家族なんだ、夫の家族って。失敗したら、誰かが後始末するのが家族って思ってる様に私には見える。すごいよね、都合良すぎないか?笑
伯父さん曰く、Charity starts from family. なんだって。その意味は、親切で寛大な行いで、まずは、家族の一員が他の家族メンバーが大変な時の手助けをしなきゃいけないという意味。じゃあ、夫は手助けだけするために、この家族のメンバーやってんのか?って話よ。末っ子だからと普段バカにし続けたのに。不公平過ぎやしないか???
マイアミの伯父さんも結構ズルいんだ、伯父さんの父、つまり、夫の祖父がシカゴの家を売った時に入ったお金を、困ってると言ってくる親戚にばら撒いたことを、今までさんざん文句言ってたくせに、今、立場が変わって、Charity starts from family. こんな事を言って、夫に意地悪してるんだよね。意図的になのか、ボケてるのか分からない領域。でも私はその動きを見逃さないわ。笑
私は思う、やっぱり、流れてるもんが、気持ち悪い家族だ。要するに私の家族同様、ドブさらいな家系なんだと思う。夫の母方の家系に流れる汚いヘドロみたいなものを感じとれるんだ。なので、私は常にこれと戦い、夫や私の子供達を守ってるんだ。(使命感?w)
しかも、もうたくさん手助けしたのよ、私達。まずはお義母さんの家(建築物)の基礎が沈んで、天井が崩れてきた時に、基礎の工事をするために多額の資金を払った。双子に関しては、毎回アメリカに帰るたびに、家賃の滞納分、交通違反のチケットの滞納分を払っていたし、スポーツカー仕様のマスタングを譲った時のお金もまだ完済して来れてない。40過ぎて全然仕事が見つからないので、株投資用にと110Kを貸した。そしてそれを双子は、全額溶かした。
十分なくらい助けたけど、人の金だと思ってるから、無駄に使えると思ってる節が見受けられる。そして文句は言うけど、感謝されたこともない。ひどない?
で、私は、夫のフラストレーションを何十年も見て来たし、そのために酒を飲み過ぎては、私等で鬱憤を晴らす夫の失態も見て来た。そして今、夫は酒をやめて、昔の家族想いの夫になった。笑 すっごく楽になったのよ、私も。(不幸中の幸い)
私はきっと、夫の心の克服を手伝うために、この世に居るのだろうと思う。笑
アメリカには、こんな毒っ気の強い家族(反社会性パーソナリティー障害を持つ家族)があっちこっちにあるんだ。そして、家族内で、悪いものは伝染し、それを上手く理解できないと、知らず知らずのうちに、自分もトンデモナイことになる。私は、私の家も機能不全家族であったので、対処法を心得てる。そんな立場の人なら、こんな家族のハンドリングはそんなに難しくないけど、普通の家に育った人には、アメリカの機能不全家族のハンドリングは、とても難しいだろう。
そして、何よりも不幸中の幸いなのは、こんな毒家族たちも、年老いて、亡くなるという事。苦しい状況は永遠に続かないという事。それがせめてもの救いだと、毒親だった両親をすでに亡くしている私は思うのである。
*トップの写真は、夫が泊まったホテルの近くにあった、ペルービアンレストランのご飯らしい。夫がテキストで写真を送って来た。笑 グリルチキンとご飯とビーンズ。