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未経験から採用担当にチャレンジしたくなったら読むnote

“ログラスnote駅伝”とは

箱根駅伝の名物といえば、“山登り”。新年をさらに勢いづけていくために、 12月アドカレを走り切ったプロダクトチームからたすきを受け継ぎ、ログラスで「山を登った」エピソード をビジネス部門・バックオフィス部門が語ります!
8日目はBiz採用室で中途採用担当をしております、osososo77が担当します。
前回更新の瀬戸さんの記事もご覧ください!

お酒が大好きな瀬戸ちゃんとはおうちも近いので、このnoteが無事に出せたらぜひnote駅伝打ち上げをやりたいです。



ということであらためまして、こんにちは!
株式会社ログラスのBiz採用室で中途採用担当をしているosososo77と申します。 ログラスには2023年1月に入社しました。
もう2年前になるのか……という感じですが入社エントリも書いておりますのでよかったらご一読いただけますと幸いです。

今回は私にとっての“山登り”がお題ということで「マーケターから未経験で採用担当者にジョブチェンジをし、内定承諾数を2倍にした話」を書こうと思います。
こんな方にぜひ読んでほしいと思っております。

  • 採用担当に限らず、未経験から別の職種へのジョブチェンジを考えている方

  • 人・組織を軸に事業に貢献していきたいと考えている方

これまでの経歴

まずはじめに簡単に自己紹介をさせてください。

  • メガバンク 法人営業 4年

  • リクルート(ゼクシィ) 法人営業 3年

  • ビズリーチ(HRMOS) カスタマーサクセス1年→BtoBマーケ5年

  • ログラス BtoBマーケ1年半→採用担当(イマココ!です)

私はメガバンクの法人営業からキャリアをスタートし、20代は法人営業のキャリアで過ごしました。そこから30歳になるタイミングで、「営業以外の職種にチャレンジしたい!」と飛び込んだのが前職のビズリーチ。そこではHRMOSというBtoB SaaSでのマーケティングのお仕事にチャレンジをさせていただき、気づけば6年半BtoBマーケティングの世界にどっぷりと浸かっており、「ああ、このままきっとBtoBマーケティングを基軸にキャリアを築いていくんだろうなぁ。営業から職種を広げられてよかったなぁ」と漠然と思っておりました。

ではそこからどうやってジョブチェンジをしたの?
未経験からどうやって成果を出したの?

について、ここから書いていきたいと思います。

採用担当にチャレンジするきっかけ

ジョブチェンジの話をさせていただくときによく聞かれるのが

  • 何か社内公募制度があって、そこに応募されたんですか?

  • それとも希望関係なく、ある日突然、異動を命じられるんですか?

です。

回答としてはどちらも「NO」です。

振り返るとちょうど1年と少し前の今ごろ。
2023年11月、私はログラスで明るく楽しくBtoBマーケターをしておりました。

ログラスのマーケチームが迎えていた転機

そのころのログラスは「展示会」「オフラインイベント」という施策に勝機を見出しており、特に昨年の展示会出展数は驚異の33出展。展示会には全社員を巻き込んでそこから圧倒的なMQL(製品の導入を検討いただけそうな見込顧客)やSAL(商談機会)を生み出していました。

加えて、展示会で接触した方に、あえてウェビナーではなくオフラインイベントへのご案内をすることで密接な接点を作り、さらなるSALを創出していました。

一方で、

  • SaaSの成長指標であるT2D3を目指す上で、来年2倍の展示会に出たいと思った時に今の私たちにそれが実行できるのだろうか?費用対効果をもっと精緻にモニタリングしながら、戦略的に展示会出展を行うことができるのだろうか?

  • マーケ・インサイドセールス・フィールドセールスといったいわゆるTHE MODEL型の組織体制を運営している中で、SFA(営業支援システム)やMA(マーケティングオートメーション)を導入はしているものの、そのデータ基盤は本当に組織のグロースに耐えうるものになっているのだろうか?

  • これまでは「Loglass 経営管理」一本だったところから、2024年2月には「Loglass 人員計画」のリリースを控えている。マルチプロダクトになっていく中で、新規モジュールのマーケティングを垂直立ち上げするにはどうしたらいいのだろうか?

  • 今はマネージャー1名とメンバー6名のマーケ組織が、今後事業のグロースをけん引していくためにはこの組織体制でいいのだろうか?

という「どうしたらいいかはわからないけど、なんかこのままじゃだめだ」という漠然とした不安を抱えていました。

漠然とした不安の中で行き着いた今やるべきこと

このまま今のメンバーで、各人が150%成長し続ければこの漠然とした不安は解消するのだろうか?

もちろん、きっとそれはそう。
一方でそれで生み出せるグロースにいつか限界がくるのは疑いのないこと。

ある日の1on1で、私はマネージャーの刈谷さんに言いました。
「マーケの採用をやりませんか?今いるメンバーの能力やコミットメントにこのまま依存し続けていてもいつか限界がくると思っています。どうやっていけばいいか、私に何ができるかもわからないのですが、前職はHRMOS(採用管理システム)ですし、やってみます」。

普通のマネージャーなら「いやいやマーケなんだから採用やってる場合じゃないでしょ」と答えるところ、刈谷さんは違います。

「そうだよね!自分も正直そう思ってた。おりもん(私の社内の呼び名です)任せた!」

その一言で、私はマーケに在籍しながら、マーケの採用活動を自分の個人OKRに入れ、どうやっていくか何ができるかもわからないまま採用活動をスタートしました。

そんなドラスティックな権限委譲をできる刈谷さんのnoteはこちらです。

マネージャーとしての失敗をnoteに書いていますが、この時の刈谷さんのLTV Firstな意思決定がその後のログラスマーケチームのグロースを支えています。
チャンスがあれば絶対にもう一度刈谷さんのチームで働きたい、とチームを離れた今でも思っています。とはいえ今は採用担当者とマネージャーの関係で引き続き密に連携しています。

やや脱線しましたが、その日からの私は、毎日YOUTRUSTやビズリーチなどですてきな方を見つけてはスカウトを送り、HRと連携しながらエージェントさんにポジションの概要やログラスのマーケで働く魅力を説明。
マーケのカジュアル面談と一次面接には全て出席して候補者をアトラクトし、オファーを出すことになった候補者の方にどんなストーリーでログラスを選んでもらうのかを考え、決してカッコ良くはない、ただただ泥臭い採用活動を続け、結果として3名のすてきな方にジョインいただくことができました。

そんなすてきな3名のnoteはこちらです!

れいれい

くぼりん

ゆかりん

採用活動を始めた時は、まさかこんなにすてきな方に入社いただけるとは思ってもみなかったので、「あのときマーケチームの未来のために採用にコミットすると決めた自分グッジョブ!」と彼ら彼女らの入社後の活躍を見ながら今もときおりニヤニヤしています。

そして迎えた私自身の転機

こうしてマーケチームにすてきな方をお迎えすることができた中で、ふと浮かんだのが「インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス。他のチームもマーケが抱えていたような課題を抱えているのではないだろうか?」ということ。

私はそのモヤモヤを迷わずCOOの竹内さんにぶつけました。

今思えばやや生意気ですが、「ログラスがT2D3を追いかけていく中で、今の採用ペースで果たして実現できるのだろうかと思っています。一方で、マーケでやってみて、本気でコミットすればすてきな方を採用してすてきな組織を作ることができそうというのがわかりました。今のビジネスサイド全体でそれができていない気がしてなんだか悔しいです」といった趣旨のことを竹内さんに話しました。

私の拙い話を聞いたあと、竹内さんは言いました。

「ちなみに……今後のマーケとしてのキャリアとかってどう考えていますか? もしよろしければ、COOの直下でBiz採用室を立ち上げようと思うので一緒にビジネスサイド全体の採用をやりませんか?」

答えは迷わず「やります!」
即答でした。

こうして2024年5月。私の採用担当としてのキャリアがスタートしました。

とはいえジョブチェンジへの不安はなかったのか?

もちろん不安がなかったといえば嘘になります。

30代後半。
今から未経験の職種にチャレンジして、成果が出なかったらどうなるんだろう?
営業からマーケへと紡いできた私のキャリアってどうなっていくんだろう?

おそらくジョブチェンジを考える皆さんも同じような不安を抱えているのではないでしょうか?

加えて、ジョブチェンジは「これをやりたい」という権利の主張だけではなく、「不確実性の多いなかでもこれをやりきることで絶対に成果を返します」という高いコミットメントが必要不可欠です。会社を主語にした時に、私はそれに足る人間なんだろうかという気持ちも当然ありました。

一方で、「良い景気を作ろう。」というミッションに向かってまい進するこのカルチャーを持つログラスが好きで、ミッションの実現に向けて4つのバリューに表されるような高い行動基準を持ちながら働いている仲間が好きで、そんな大切な人たちのために「人・組織」という切り口でも貢献できるチャンスをもらえる機会なんてなかなかないのでは、とも思いました。

一般的には30代後半の私が未経験の職種にチャレンジする、ということが叶うわけがないなかでいただいた打席。成果がでなかったらその時は潔く失敗を認めよう。まずは全力でバットを振って「ビジネスサイドの採用」というログラスのイシューに立ち向かってみよう。
そんな思いで、意思決定をすることができました。

井の中の蛙が厳しい現実を知る🐸

ここまでやや順風満帆に見えるように書いてきましたが、実際はそんなことはなく、

  • ログラスにおけるマーケ以外の職種の解像度が低い

  • ログラスの人事制度・報酬制度の理解が浅い

  • 新規開拓や今あまりリレーションが取れていないエージェントさんとの接点強化などエージェントさんとのコミュニケーションの取り方がわからない

  • 他社のアトラクトのやり方やオファー水準等の知識が一切ないなかで、目の前の候補者のアトラクトプランの立て方やオファーの稟議をどうあげるかがわからない

  • 採用マーケットにおいて候補者やエージェントさんからログラスがどう見られているのかがわからない

といった母集団形成からクロージングまで、採用における実務上の壁に無限にぶつかりました。

おそらく、これまで採用担当をやった経験のある方なら「そんなこともわからないの?」と思われることばかりだと思います。ですが、私にとっては正直わからないことだらけで、恥ずかしながら久しぶりに「なにがわからないのかわかりません」という経験をしました。

今まで私がマーケの中で採用の最前線に立っているつもりになっていたのは、コーポレートの皆さんがこういったアタリマエをアタリマエに積み重ねてくれていたおかげだったんだな、とマーケ採用で少しだけ成果を出せていた気になっていた自分を省みるいい機会になりました。

なにより苦労したのは「Biz採用室」という新しい組織をつくること

上記のような実務上のわからないことは、日々の業務を進める中で周りのベテランHRに聞く・エージェントさんに聞く・前職の同僚に聞く・前職のお客様に聞く・とりあえずやってみて失敗する、などを繰り返しながらキャッチアップをしました。

表題にもある通り、それ以上に私が苦労したのは「Biz採用室」という新しい組織を作ることです。

当時のBiz採用室は、COOとコーポレート部門からビジネスサイドに移ってきた採用チームと私です。
採用担当としての経験が豊富な採用チームのメンバーと、ずっとビジネスサイド一筋の私とではそもそものバックグラウンドや思考のプロセスが180度違います。全社最適を俯瞰してみるコーポレートの視界と、現場を見てきた視界が噛み合わず、なんとなくコミュニケーションも噛み合わない。成果も出ない。最初はそんな日々が続きました。

ただ、いろいろ違う私たちのなかで唯一共通していたのは「採用を通じて事業と組織の成長をけん引したい!」という思いです。

最後はその熱量でお互いの違いを認めあい、リスペクトしあい、ややディフェンシブだったBiz採用室は、「採用を通じて半年後の事業と組織をリードする」というミッションを掲げる組織に生まれ変わり、冒頭でお伝えしたような内定承諾数を2倍にする、という成果を組成から半年で出すことができました。

未経験からのジョブチェンジで、半年間で立ち上がるには?

以上のような、半年間の私の“山登り”を踏まえて、私なりの半年間で立ち上がるためのポイントをまとめたいと思います。

1.役割を超えて、組織や事業のイシューにオーナーシップを持つこと

そもそも私の採用担当者としての出発点は「今のマーケ組織の体制では、ログラスが掲げるミッションを実現できないかもしれない」です。ここでマーケ組織をどうしていくか、理想の体制を作るためにどんな人をどうやって採用していくかを考えることをHRに丸投げするだけではなく、まずは自分で考えてみる・オーナーシップを発揮してみることからはじめてみたことが結果的に今のキャリアにつながっていると思っています。

HRの仕事をしていると「〇〇から△△へのキャリアパスはありますか?」といった質問をいただくことがよくあります。キャリアパスがあるかないかではなく、失敗するかもしれない・うまくいかないかもしれないという不確実性の中で、それでも事業や組織のために一歩踏み出す覚悟があるかないかの方がジョブチェンジをする上ではよっぽど大切なことだと今なら言えます。

2.ジョブチェンジした先の違いや多様性を認めあうこと

これまで自分がやってきた職種と、新しく自分が取り組む職種では思考のプロセスや見えている景色が180度違うことが往々にしてあります。その際には、あえてこれまでの自分の視界を大胆に捨ててみることをおすすめします。
これは、ジョブチェンジに限らず、メンバーからマネジメントに挑戦するときにも同様ではないかと私は思っています。

一度自分の視界を捨てて、周りと同じ視界に立ってみると、背負ってきた役割が違うだけで目指しているゴールや熱量は同じ、ということに必ず気づけると思います。

私はそれに気づき、視界の違いも多様性だと思えるまでに3か月ぐらいかかってしまいましたが、Biz採用室に異動したあの日にもう一度戻れるのなら、まずは思い切り採用担当の視界に飛び込んで違いや多様性をもっと認めあいながら成果に向き合うと思います。

長くなってしまいましたが、最後はその覚悟さえあれば、どんな職種であってもジョブチェンジは可能です。少なくとも、ログラスでは覚悟を決めてその一歩を踏み出した人を全力でサポートします。

このnoteを読んで、未経験職種へのジョブチェンジに一歩踏み出したいと思った方!
ぜひログラスでチャレンジしてみませんか?
今度はHRとしてみなさんの“山登り”をサポートできればと思います。

HRに限らずキャリアチェンジに悩んでいる方がいらっしゃいましたらお気軽に以下のYOUTRUSTからご相談ください。

【採用情報】

【募集ポジション】
採用だけでなく組織開発など、やりたいことは無限にあります!
未経験からHRにチャレンジしたい方!お待ちしています。

上記以外のポジションはこちらからご覧ください。
https://hrmos.co/pages/loglass 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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osososo77
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