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子どもといるから、子どもといる。

眠れないから誰得にもならないことを書く。
これはただの記録として。
メンタルが凪いでいる今日の一日がどうだったのかを振り返る。

今日は「自己肯定感改善プロジェクト」の一環として、
「朝絶対に早く起きるマン」を実践した。

前日の夜に布団の中でスマホを握って
「明日の朝起きたらすること」を分刻みでリスト化していった。

これまでは5時台に起きて何かするぞとか、
せめて朝の防災無線が鳴る6時には起きるぞとか、
現実よりやや高めに目標を設定していたために
失敗したり継続できなかったりしたのだが、
今日は無理せず6:30起床とした。

寝たのが1:30だったから、
目が覚めたら6:38とやや遅刻してしまったが、
「今起きればまだ取り返せる」とガバッと布団を跳ね返した。

スマホのTODOリストを見ながらその通りにこなし、
服選び、トイレ、洗濯、身支度と順調に事は進んだ。
この時気づいたのは、何かしている途中で
「そうだ、ついでだからアレもやっちゃおう」とか
「うーんやっぱりこっちの方が良かったかな」などと
余計なことを考えるとそれに時間を取られてしまうということだ。
脇目も振らずにリストの項目だけをクリアするよう集中するとうまくいく。
(…あれ、私ってもしかして注意欠陥…多動性…)

娘が起きる30分前に朝食を用意した。
すると娘はすんなりと自分から洗顔に行ってくれた。
いつもは娘に「おなかすいた」と催促されてから作り始めるから自分も時間に追われるし、娘にも不満を抱かせてしまうのだ。
子育てでよく「先回りはいけない」というが、
この場合の先回りはフツーの親ならみんなフツーにやっている、むしろ必須の先回りだろう。
これでようやく私もフツーの親の仲間入りができた。

いつもは身支度もろくにできていないから、
保育所の送りは夫に担当してもらっていた。
だが今日は身支度もバッチリだ。
多少コーデをやり直したい部分もあるが、
上着を着てしまえば関係ない。
娘は最近私にべったりなので、今日も私が送っていこう。

・・・と、思っていたのだが。

娘は朝から咳をしていた。
それも痰が絡んだような重めの咳だ。
昨日まではしていなかった。鼻水だけだった。
風邪が悪化したのだろう。

そこへ来て、娘の「保育所嫌ー!」が始まった。
イヤイヤ期なので行き渋ることは珍しくないが、
家を出る前からこうはっきりと拒否することはあんまりなかった。

数日前に送りで一緒になった同じクラスの子のおばあちゃんが、
先生に「咳は出てるんですけど熱はないんですよ」
と必死に弁解しているのを聞いたばかりだ。
「一応2回は受診してるんです」とも言っていた。

咳ぐらいで2回も受診させるのか。
それでもなお、あんなに申し訳なさそうなのか。

それを思ったら、
別に会社に勤めているわけでもない私ごときが
「咳ぐらい大丈夫でしょ!」などと大手を振るって
我が子を無理やり保育所へ置いてくるのもどうかと思った。

送りの後のスケジュールも、
午後まで一応決めてあったのにな。
予定が狂っちまったぜ。

しかし、ここで休ませた方が娘も保育士さんたちも他の親御さんたちも、全員ハッピーに違いないと思うと休ませざるを得なかった。

いやーでも、今日休ませたら明日もきっと休むことになるだろうな。
1日で咳が良くなるわけないもんな。
明日も休むとなるとさすがにそれは…

そんなことをぐるぐると考えてはみたものの、
私に抱きついて離れない娘を見ていたら答えは一つしかなかった。
私は予定の遂行を諦め、娘に一日付き合うことにした。

熱はなかった。
元気な風邪引きさんが一番、扱いに困る存在だ。
公共の遊び場には行けない。
だがずっと家にいて、テレビばっかり見させるわけにもいかない。
かといって時間で制限をかけたり、他のことに注意を向けさせようとしてもなかなかうまくいかないのが娘ぐらいの年齢だ。

私は洗濯物を干し終えると、
「お散歩行く?」と娘に声をかけ、
早速ベビーカーをしょって家の外に出た。
二人とも身支度が完了していたのが幸いだ。

・・・・・・

眠くなったので今日の振り返りはここまでだ。

その後どうなったかを雑にまとめると、
「子育てはやはりシングルタスクに限る」ということだ。

子どもの相手をしながら、
同時に自分のことも何かしようとすると
どっちも中途半端になり、イライラが募る。

予定が崩れようが、何しようが
今日は一日子どもの相手をすると決めたなら
ただ、子どもの相手をすることだ。
それが心に余裕と安定を生む。
結果、子どもも満足し、親も自己肯定感が上がる。
今日はそのことを胸に刻んだ。

そして予定になかった「ベビーカーでの散歩」を取り入れたことで、
予定通り家にいたら気づかなかったであろう景色にも出会えた。
それがサムネに使ったあんぽ小屋の光景である。
(あんぽ小屋=町の特産品である「あんぽ柿」を生産するための施設。
 このように大量に吊られた柿が季節の風物詩となっている。)

おわり

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