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podcast すわりばなし 第15回「社会学者の湯浅誠さんとお話ししました、と居酒屋の曲順のはなし」
podcastの書き起こしものせました
Zine it!のゴトウとメガネロックのフジイで「すわりばなし」というpodcastをやっております。だらだらと長々とやっていますが、何かの合間に聞いてもらえたらうれしいです。
先日の湯浅誠さんとのお話しやら、居酒屋でのおはなしやら。福祉なのかな?これもって話をしております。
以下、かなり抜粋したものですが。
2月1日にまたHAROWで古本市をやろうと思ってるんだよね。
前回11月に広島通りでやったんだけど、予想以上に本好きな人が集まってくれて。特に高校生とか学生さんが多かったのが嬉しかったね。
イベントって、内容とエリアの掛け算なんだよね。綾でやれば工芸のお客さんが来るし、街中や海でやれば、またそれぞれ違う層が来る。
社会学者との対話から見えてきたこと
三股町で湯浅誠さんっていう社会学者の方とトークショーをさせてもらったんだ。「ご機嫌なくらしの輪郭」っていうお題で。
子ども食堂の話が印象的で。月1回の食事提供って「それだけで意味あるの?」って言われがちなんだけど、本質は違うんだって。その薄いつながりによって「ああそこであったね」「近くにこういう人がいたんだ」っていう認識が生まれる。それが大事なんだな〜。
考えたら、僕がやってるイベントも同じかもしれない。可視化されない、薄いメッシュのような関係性を知りたいっていうか。
完璧を目指さない場づくり
能力の高い人を集めて、完璧なものを作るのも大事だけど、俺はそこに魅力を感じないんだよね。
作家のかたが新日本プロレスのことを「管理のずさんなサファリパーク」って言ってて、これすごくしっくりくる。
例えばサーカスってさ、もしかしたら何が起きるかわからない不確定さがあるから面白いわけで。CGじゃ、あの興奮は生まれない。
つながりの場所として
宮崎って団体行動が多いよね。一人で入れる店が少ない。
東京の浅草とか上野だと、外で一人で飲んでる人がいて。みんな一人だけど一人じゃないみたいな、あの感じ好きなんだよね。
結局、明確なゴールがあるプロジェクトだけじゃなくて、うねうねしながらいろんな人と出会える場所も必要なんじゃないかな。
陶芸だって、想像通りのものを目指す人もいれば、途中からの偶然性を楽しむ人もいる。外から見ると適当に見えるかもしれないけど、その曖昧さがあるからこそ面白いんだよね。それが「管理のずさんなサファリパーク」ってことなんです。