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萩
ちょうどこの季節、仲秋の候、
京都御所の東側に御鎮座されます梨木神社には、
参道の両脇に、数百株という萩が咲き誇っております。
梨木神社は、「萩の宮」とも称されるほど、
京都の中でも有名な萩の名所、でございます。
私は、30代の半ば、大病を患いまして、
数ヶ月の間、生死の境を彷徨うことになるのですが、
その後、一命をとりとめたところから試行錯誤の上、
藁をもすがる思いでたどり着いた京都市内の漢方内科にて、
今に至る社会復帰の道が開いたのでした。
京都は荒神口近くにあったその漢方内科へと、月一度通院をしておりましたが、
都度、ほど近くにあった上記の梨木神社へ参り、
本殿前にてまだ習い始めたばかりの龍笛を奏しながら、
平穏無事に過ごすことの感謝を、御神前にてお伝えしておりました。
梨木神社には、自然のエネルギーが満ち溢れておりまして、
京都の三名水のひとつである「染井の井戸」が、
神社の境内の手水舎となっております。
夏の時期になると、染井の水をありがたく頂戴しながら、
ひとときの涼を味わっていたものです。
中でも、飛び抜けて素晴らしいのが、
「萩」からあふれ出すエネルギーなのでした。
萩の花が咲き始める少し前くらいから、
梨木神社の境内に足を踏み入れると、
身体中が電気刺激で痺れるような感覚になります。
萩に近づくとその感覚はどんどんと大きくなり、
手をかざす事によって、そのエネルギーが体内に流れ込んでくるのです。
新緑の頃の若葉や、大木から覗く木の芽なども、
若さ溢れる力を存分に感じさせてくれるものですが、
萩のもつそれは、他とは違った独特のものです。
是非、ちょうどこの時期に、京都御所を訪れる際には、
騙されたと思って、一度足を運んでいただきたいくらいです。
ただ、こう言った力を感じ取るためには、その準備段階として、
ご自身で気功を練り上げる鍛錬から始めることが肝要です。
と、こうやってそれらしく書いてはおりますが、
かく言う私も、今年はまだ参拝できておりません。むむむ
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