尾道時間
バラの街から坂の町へ、
今日も山陽本線はユルい
古い駅舎を出ると、
目の覚めるような光の粒だ
輝く水面と
向島のシップドック
疲れた頃に来るといい
きっと君を包み込んでくれる
優しい潮風は
傷ついた心にちょうどよい
とろとろ坂をとぼとぼと
狭い路地抜け千光寺参り
手を合わせ、一心に想うのは
穏やかな日々への願い
展望台から
追いかけるしまなみ
忘れたい時にくるといい
そこから始まるものもあるさ
止まりかけの時間は
そっと君の背中を押してくれる
私の為に注いでくださった想いは、より良い創作活動への源泉とさせていただきます。こうご期待!!