みずもとしんすけ

どんな時もユーモアを。

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がんという絶望をしなやかに乗り越える

ふ~んと聞いてほしい母ちゃんにがんが見つかった時、 マジでか…と落ち込んだ。 ウソやん!?と否定した。 死んでしまう…と絶望もした。 が、1週間過ぎた頃からちょっと変わった。 母ちゃんのために何ができるか、とか 何をしないといけないか、とか 下向きな気持ちがちょっとずつ上向いた。 母ちゃんががんとわかって1ヶ月ちょっと。 ドドドーンと落ち込むことはなくなってる。 ボクは割と悲観的なんだけど、 そんな人間でも前向きな気持ちになってる。 で、それは「レジリエンス」のおか

    • 知恵のないものが緊急事態をどうやって乗り越えるかという話

      その年齢の知恵を持たないものは、 その年齢のすべての困苦を持つ。 フランスの作家・ヴォルテールが 言ったとか言ったとか。 歳相応の知恵持ってへんかったら、 その歳のしんどいこと全部かぶりまっせー って意味らしい。 母ちゃん大腸がんになって その治療はお医者さんに任せるしかない。 が、その他のことは 家族で何とかするかしかなく 今、最も頭悩ますのがこれ↓ 80歳超えた父ちゃんのこと。 足が悪い。 ひとり外出できない。 よく転ぶ。 酒が好き。 この間も、風呂で転んで

      • がんは不安だけどこんな幸せもあるかもよという話

        大腸がんです って母ちゃんお医者さんに言われたけれど、 血液検査して、CTとって、 たぶん大腸がんだって わかっちゃいるけれど、 ほんとにがんなの? どんなことになってんの? どれほど進んでんの? ていうのは、 内視鏡検査で覗いてみて、 やっぱりそうだって確定させる 必要があるらしい。 ので、翌日に改めて診てもらうことに。 内視鏡を肛の門から入れるので、 お医者さんから食べないでね と言われていたけど、 やっぱり食べたらあかんよなあ? と2回聞いてきたので 母ちゃん

        • 母ちゃんのがん見つけたらこんな気持ちになったという話

          心臓が口から溢れ出し 抜き取られた背骨の跡に 冷たい何かが流れてく 背中の皮膚の表面にあたる 服の繊維一本一本を感じるくらい 神経は鋭くなっていた 母ちゃんが大腸がんだって お医者さんに告げられた瞬間の ボクの感覚はそんな感じ。 母ちゃんあと 17日で 78歳を迎えるタイミングだった。 大腸がんと告げられた後は、もう、 ぐる…グル…guru…倶留… と回る黒い渦に引きずりこまれる。 あかんしっかりしないと、 先生の話聞かないとって、 なんとか渦から這い出して、 遠

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