野菜を食べない男子たちが選んだ、我が家の定番サラダ
夕飯の時間。我が家の食卓にはいつも生野菜サラダが並びます。キャベツの千切りと水菜を混ぜたシンプルな一皿。それでも、これが男の子2人の胃袋にすっと収まるから驚きです。
正直なところ、ここに至るまでには長い道のりがありました。小さい頃から「野菜なんて無理!」と、食卓に並べたサラダを押し返される日々。茹でたり、煮込んだりして柔らかくしてみても「青臭い」と一蹴され、カレーやパスタにこっそり忍ばせても気づかれてしまう始末。
そんな中でも、諦めきれずに試行錯誤を続けました。まずは味つけを変えてみる作戦。最初は王道のマヨネーズ。これなら野菜嫌いの子でも食べやすいだろうと考えましたが、次男にとってマヨネーズは苦手な部類。あのドレッシング界の王様とも言えるマヨネーズが通用しないなんて、親としては想定外でした。
そこで塩やポン酢マヨに変えてみたり、ごまドレッシングに挑戦したりと手を尽くしました。すると長男はごまドレッシングにどハマり。「これなら食べてもいいかも」と、キャベツの千切りを少しずつ口に運ぶようになったのです。正直、「野菜嫌いの壁、ついに突破か!?」と歓喜した瞬間でした。
しかし、次男の野菜嫌いはまだまだ手強かった…。彼が救われたのは、意外にもYouTubeでした。ある日、「このキャベツ、おいしそう!」と動画を見て目を輝かせていた彼が、キャベツの千切りにごま油と塩昆布を混ぜる“おつまみキャベツ”に興味を持ったのです。試しに作ってみると、なんとパクパク食べ始めるではありませんか!これが次男にとっての突破口。おつまみキャベツは彼の定番メニューになりました。
この成功の裏には、キャベツと水菜の魅力が隠れています。キャベツはビタミンCや食物繊維が豊富で、風邪予防や腸内環境の改善に役立ちます。また、甘みとシャキシャキした食感が子どもでも食べやすいのが特徴。一方の水菜は、カルシウムや鉄分が多く、成長期の子どもに必要な栄養素を含んでいます。この2つを組み合わせることで、栄養バランスもバッチリ。
同じように「野菜を食べてくれない!」と悩む親御さんも多いのではないでしょうか?私たちも試行錯誤の中でわかったのは、無理に食べさせようとしないことと、子どもの好みに寄り添うことの大切さです。調味料を変えたり、調理法をアレンジしたりといった工夫を重ねていけば、きっと「これなら食べられる!」という野菜にたどり着けるはずです。
ちなみに、最近では長男も次男も「おかわり!」と言ってくれるほどにサラダを気に入っています。特に次男のおつまみキャベツは大人気。そんな姿を見ていると、野菜嫌いの頃が懐かしく思えるほどです。今日も定番サラダを作りながら、ふと微笑んでしまうのでした。