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だらだらと綴る

連日の雨で気分も湿る、
ってことはなく、だからと言って何か書きたいテーマがあるわけでもない。そんな時に何を書くか実験してみたく 今 書いている。

ラジオからは民謡が流れている。伊波貞子の「花風」が流れている。いつかはこんな歌三線を演奏できるようになりたいが叶うだろうか。

歌三線を趣味にして二年程なるが、最近ようやく安里屋ユンタを工工四を目で追わずに演奏できるようになった。色んな歌に挑戦することが目的なのだ。出来る出来ないは目的ではない。それが趣味として丁度良いと思う。

おっ、「丁度良い」でいい材料が浮かんだ。

中村中というシンガーの歌に「友達の唄」というのがある。歌詞に「大切な人は友達くらいが丁度良い」というのがある。なんとも切なく心をうたれた。

そんな思いのひとつやふたつは誰でもあるのではなかろうか。思いを寄せる人に嫌われたくなく、一線を越える告白をできず、いまのままの距離を保つことで自分の心に満足を強いるのだ。葛藤するのだ。

しかし、後で知ったのだが 中村中は性同一性障害で同性の人を好きになり、自分の中で悩み苦しみ、16歳でこの唄を作ったそうだ。なんと奥深く、なんと才能溢れた作品だろうか。

このように歌の背景を見て 改めて驚かされることが多々ある。そんな歌に出会った時は得した気分になる。
雨の日こそシトシトと得した気分にさせてくれた音楽を聞き直してみよう。
ダラダラと書いてみたが、こんなものか。

雨音の
途切れず今に
思いだす
遠い昔の
露も涙も

青春とはそれくらいが丁度良い

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