資本主義社会に中指立てる

資本主義ほど個々の幸福をぶち壊すものもないと思う。
会社は利潤を上げるために存在しており、より大きな利潤を生み出すために日々迷走する。まるで不思議の国のアリスで描かれた、そこにとどまり続けるためには進み続けなければならない比喩表現のようだ。当たり前に考えれば、永遠に利潤を上げ続けることなど不可能なのだ。地球の資源には限りがある。利潤を生み出すためには少なからず資源が必要となる時点で、かなり夢物語に近い考えだ。
また、資本家と労働者の関係も最悪だ。資本家は少ない元手からどんどん富を生み出せるが、その富は元を正せば労働者の血と汗で作られたものだ。しかし、労働者にはわずかしか分け与えられない。富んでいる者はどんどん栄え、わずかしか持たない者は永遠に持たざる者となる。
そもそも、労働はとんでもない人権侵害だろう。なぜ、時間というお金と置き換えられないものを資本とし、無理矢理賃金として貨幣に置き換えてしまうのか。
私は全く学がないから、疑問を持ち続ける事しか出来ない。時間は会社に買い占められた。

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