ゴキブリ飼育について

家でゴキブリを飼っている。もちろん、愛玩ではなく、ちゃんと目的を持って飼育してるのだが、今回はそのことは問題ではないので触れない。
ゴキブリの種類は通称デュビアと呼ばれるものだ。アルゼンチンゴキブリとかが正式名称だった気がする。
ゴキブリ飼育は極めて楽だ。
適当なプラスチックの水槽の中に、ゴキブリを入れておけば飼える。逃げない様にフタでもしておけば完璧だ。温度が20度を下回らないようにして、毎日野菜クズを入れておけば勝手に繁殖したりする。しかも、日本にいるゴキブリと違って繁殖が割とスローペースなので、ゴキブリの大洪水が起きる心配もない。
飼っていると、割と餌の好き嫌いがあったり、必死に餌を食べるあまりひっくり返ってしまったり、定期的に触覚を整える綺麗好きな個体がいたり、見ていて飽きない。
昔読んだ本の中で、にんじんを与えて育てたデュビアは美味しいと書いてあった。また、中国にいる料理人の中には、デュビアを飼育し、脱皮したての白い個体を見つけ次第冷凍保存しておき、とっておきの日にまとめて料理して食べる人もいるらしい。白いデュビアはソフトシェルのように殻が柔らかく、丸ごと美味しく食べられるそうだ。いつか機会があれば食べてみたい様な気もする。いや、やっぱり嫌かも。

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