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東証大引け 小幅続伸、1カ月半ぶり高値 業績期待が支え

10/16日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に4日続伸し、前日比31円32銭(0.11%)高の2万9808円12銭で終えた。終値としては9月28日以来、約1カ月半ぶりの高水準。金利上昇が追い風になりやすい保険株などの上昇が相場を支えた。半面、節目の3万円近辺では主力銘柄に目先の利益を確定する売りが出て、相場の上値を抑えた。

保険や自動車など景気敏感株の上昇が目立った。米長期金利の上昇に加えて、業績の先行き期待が買いを後押しした。金利の上昇局面で売られやすいとされるハイテク株のなかでも東エレクなど収益期待の高い銘柄は持ち直すなど底堅さを発揮した。

バイデン米大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が16日開いたオンライン形式の首脳協議は、対話を維持する重要性が示されるなど、波乱なく通過したとの受け止めが多かった。香港ハンセン指数などアジア株が強含む場面では日本株にも株価指数先物主導で買いが強まった。

JPX日経インデックス400は小幅に4日続伸した。終値は前日比12.28ポイント(0.07%)高の1万8472.36だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続伸し、2.31ポイント(0.11%)高の2050.83で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆7093億円。売買高は11億9059万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は890と、全体の約4割だった。値下がりは1189、変わらずは104銘柄だった。

ソフトバンクグループ(SBG)、ネクソン、ソニーG、アドテストが上昇した。一方、リクルート、NTTデータ、ファナック、エムスリーが下落した。

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