東証大引け 3日ぶり反落、FOMC前に持ち高調整 好決算銘柄には買い
10/2の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日に比べ126円18銭(0.43%)安の2万9520円90銭で終えた。日本時間4日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えている。公表後の株価変動リスクを避けるために持ち高を調整する売りが出た。前日に日経平均が700円超上げていたことも戻り売りを促した。
もっとも、好決算銘柄などに買いが入り、日経平均は2万9600円近くまで下げ渋る場面があった。岸田文雄政権が今後打ち出す経済対策や新型コロナウイルス禍からの経済正常化への期待感が根強く、日本株を売り急ぐ動きは乏しかった。
前日に今期業績見通しを上方修正したTDKと京セラが大幅高となり、2銘柄で日経平均を約63円押し上げた。きょう決算を発表した商社株では、三井物と双日が下げる一方、丸紅は高く終えた。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに下落した。TOPIXは13.05ポイント(0.64%)安の2031.67で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7777億円、売買高は11億8356万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1585、値上がりは538、変わらずは60だった。
1~9月期が最終減益だった協和キリンが大幅安。KDDI、ダイキン、テルモ、オリンパスが下げた。一方、ネクソンが大幅高。リクルート、富士フイルム、エーザイが上げた。
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