Wine log #JPN007 serena TRADITIONAL METHOD CHARDONNAY
serena TRADITIONAL METHOD CHARDONNAY / 中央葡萄酒(山梨県)
買った……買ってしまった
個人的に「一度は飲んでみたかったグレイスワインの瓶内二次発酵」
一緒に食べたのはサーモンのソテーとアサリのワイン蒸し。
なかなか売っていないワインを見つけた
「一度は飲んでみたい日本ワインリスト」
の中に入っていたこのワインを
販売店で見つけたのは2週間ほど前のこと。
新しく見つけた販売店でワイン探しをしているときに見つけました。
興味深いワインが数多くある中、冷蔵個の一番下
ひっそりと並んでいるのを見つけてしまいました。
「あーーーっ!あった!」
ワイナリーにお伺いしてもいつも売り切れ、
販売店にあったら超ラッキーくらいのレアものワイン
なかなか見つけることが出来なかったので
もう売り切れちゃったんだろうなぁ……と思っていたので嬉しかったです。
いつ飲もうか、いつ飲もうか……。
楽しみにしていたワインを遂に開栓!これがまたもう……
「さすがでございます」という話。
やっぱり美味しい本格派瓶内二次発酵ワイン
serena TRADITIONAL METHOD CHARDONNAY
ヴィンテージは2014、澱抜きは2017年5月
熟成期間は23か月
JPN001で紹介したグリド甲州と同じグレイスワインさんのワイン
使用されているブドウはシャルドネ。
自社畑のシャルドネと、契約農家栽培のシャルドネをブレンド
グレイスワインは白ワインの中でも特に甲州を扱うことに対して物凄く真剣で、いつかグレイスワインの甲州スパークリングも世に出てくるのだろうと期待しているのですが、このワインで使われているのはシャルドネ。そして瓶内二次発酵。
スパークリングワインの頂点とされているシャンパンを完全に意識したワインというのも想像できます。
グレイスワインのスパークリングワイン
遡る事、約4年前
2016年にグレイスワインのGRACE TRADITIONAL METHOD 2012が
Decanter World Wine Awards 2016で高評価
プラチナ賞とベスト・アジアの栄光に輝いたことは
三澤茂計氏、三澤彩奈氏の共著「日本のワインで奇跡を起こす」に詳しく綴られております。
日本ワインに興味のある方は是非一読していただくと
面白い発見があるかと思います
そのGRACEで築いたスパークリングワインの系譜の中にあるのが
今回のワインserena~です。
いざ開栓!
……わくわくするんですよ。
飲んでみたいなーと思っていたワインを飲む時の開栓。
何度も買っているワインとはまた違う楽しみ。
飲んだことのないワインを開けるとき、
開栓した瞬間の香りがぐっと立ってくると……
「キタコレ!」テンション上がります。
リンゴのような香りがうれしく、
グラスに注いだ時のパチパチ弾ける泡。
泡の勢いが力強く意外でしたが、それもこのワインの色でしょう。
2杯目を注ぐと力強さが程よくなり、
開栓前のイメージ(得てして自分勝手なもの)と同じになりました。
味はもう……おいしいですよ、そりゃぁおいしい。
ドライの中に少しまろやかさもあるようなバランスというか……最適解。
ブラインド(目隠し)で飲んだら日本のワインとは思わないかもしれない。
やはりグレイスワイン……レベルが高い。
グレイスワインはいわゆる「山梨ヌーヴォー」で発売するワイン
serena甲州も「これ本当にヌーヴォーとして出す!?」と驚く出来です。
去年買えなかったので今年こそ絶対に買いたい……。
今年発売される2016年ヴィンテージはシャルドネとソーヴィニョンブランのブレンドとなるので、次回シャルドネ単一品種のセレナが登場するのは遠い話かもしれない……なので飲んでおいて良かった!
今年のserena 2016は熟成期間36か月、ヴィンテージスパークリング。
絶対美味しいんだろうなぁ。飲んでみたい。
こうなってくるとやっぱり、飲みたいのが
キュヴェ三澤 明野甲州……ですよねぇ。
飲みたいなぁ。
欲、ふかくなるばかり。