こうやって痛みが常にある体になっていくのかもしれない
腰をやってしまったかもしれない。
いつ痛めたかはっきりとしないが
多分何かを取ろうとしたときだと思う。
姿勢を変えようとするたびに
背骨から5センチほど右側に痛みが走る。
これがぎっくり腰というやつだろうか。
ぎっくりっていう名前ほど
ぎっくりはしてないんだけれど。
体のどこかに痛みを抱えているだけで
動くのがとても億劫だ。
自由に動けないストレスがかなりある。
いきなり歳をとった気分だ。
街中で見かける、動きがスローモーションな
老人のことを思い出す。
そうか、あの人たちは体が痛いから
あんな風にゆっくり歩いていたのか。
体の動きが悪くなると
精神の巡りも悪くなってしまうのだろうか。
これから残りの人生について
やけに悲観的な考えが次々と浮かんでくる。
普段はそんなことあまり考えないくせに。
これは良くない。
早く治して、年齢どおりの
元の動きを取り戻さなければ。
痛みを紛らわすためにスマホをいじっていたら、
元任天堂社長の岩田さんの追悼記事を見つけた。
岩田さんが任天堂の社長になる前のことを
知っている人たちが集まって、
実に楽しそうに岩田さんのことを語っていた。
亡くなってもう10年近く経つのか。
もし岩田さんがまだ生きていたら
世の中はどんな風になっていたのだろう。