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花の窟神社 御綱掛け神事

2024年2月2日、三重県熊野市にある花の窟神社で執り行われた御綱掛け神事。毎年2月と10月に行われます。世界遺産に登録されている神社ですが、「石を投げれば世界遺産に当たる」と言われてるようなこの熊野・東牟婁地域。この神社の半径50km圏内に一体いくつあるのか調べてみようとしたのですが、「紀伊山地の霊場と参道」みたいな感じでギュッとひとまとめにされてました。いいのかそれで。花の窟神社には縁もゆかりもないうえに由緒もあまり知りませんが、近所だしこの御綱掛け神事のことは知っていたので是非そのダイナミズムを見てみたいと思いカメラ持って行ってきました。神事の流れや由緒などは公式HPに。

XInstagramには数枚投稿しましたが、そちらには載せていない分もまとめてこちらに載せていきます。
写真は全て35mmPortra400で、途中数枚中判Portra160が入ります。

準備中のお茶目な巫女さん ありがとうございます
この綱をご神体(岩)の上から掛けます
上り子と呼ばれる氏子さんたちが岩の上の木に綱を固定するのを見上げるおまわりさん
国道42号線を渡って海岸に出るため、通行規制を待っています
マスコミの方々、重い機材を持ちながら砂浜を後ろ向きに走るのは相当しんどそうだった
左端に写る塔?に綱の中間を引っかけます
一本既に掛かっているのは10月の神事で掛けた綱
災害などで千切れない限りは常に2本掛かっている状態です
堤防上から指示を出す氏子さん
幅40cmほどの堤防、海側には3m以上の落差があるので氏子さんが落ちないかハラハラしてた
この写真、拡大したらみんな笑顔だったのでお気に入りです
この神事でしか使わない道具。見た目が派手でとても良い
無事に終了
余った綱は下のほうで固定される

地元の方、観光客、海外の方など皆さん和気あいあいとした雰囲気で、指示役の氏子さんが堤防の上から「右~」「左~」「もうちょい引っ張って~」「やっぱり戻って~」などと声を掛けるたびに柔らかい笑いが起こっていました。

心地よい疎外感を感じつつ、外側から人々が集まっているのを見るのが好きです。普段挨拶もせずすれ違う我々を、薄いヴェールのような縁で繋いでいるのはこういった地域の神事なのかもしれません。

近場のお祭り、今年は積極的に参加していこう。

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