VR日記その7 -Oculus Mediumを触ってみた

Unityを触ったことがある人は一度はこう思うことがあるはず。

モデリングしたい。自由にものを作ってUnityにインポートしてなんかいい感じの環境を作りたい(欲を言えば人体モデリングしたい)………でも難しいなーと。そういうときに思った。VRでモデリングできないんですか?と。

そこで見つけたのがこちら。Oculus Mediumだった。

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目次

①Oculus Mediumとは

②触ってみた

③Unityにインポートしてみた

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①Oculus Mediumとは

VRでモデリングするソフトはいくつかあるが、数ある中からなぜこれを選んだかというと、Adobeが買収したのでしばらくアップデートが続くだろうと思ったの加え、操作が簡単そうに見えた、キャラクターを作れる可能性が高そうだったから。キャラをモデリングしてる方もいた。

モデリングの手順を簡単にかいつまんで紹介すると、

1.色付き粘土を出す 2.削る(削りたいところがあれば)

以上。ね、簡単でしょ?

出す粘土にはいろいろな形があって、〇や立方体だけにとどまらず人骨やトリケラトプスの頭などもある。これを色々駆使するとより簡単にモデリングができる。そしてVRならではの機能として、モデルの拡大縮小、回転をしながら立体を構築できるということ。さらに空中にオブジェクトを描ける。スプレーでペイントをしたり粘土をならしたりもできます。

②触ってみた

試しに作ってみたのがこちら。(RPGに出てくる中ボスっぽい何かが攻撃している場面ということにしておいてください。)Medium内に動画撮影機能があるのだが、動かすとソフトがクラッシュしてしまい静止画しか取れなかった。PCのメモリをかなり食うのでスペック不足か。

画像1

画像2

正直なところ、もともと用意されている形以外で細かい造形をするのは難しい。ちょっと工夫が必要かもしれない。最初にものすごく大きく作っておいて、あとで細かい部分を調整するとかだろうか。また、直線を引いたりできないため(もしかしたら機能を見つけられていないだけかもしれないが)、きれいなものを一から作ろうとしたらそれなりに技量が必要となる。今はものすごく大きな立方体型の消しゴムの面を押し当ててがたつきを直している。

そして最大の欠点はリファレンスや先駆者の記事がまだ少ないこと。「こんなことできます」みたいな動画はそれなりにあるが、初心者向けの動画は少ないように思う。正直触っていればそのうち上達しそうな感じはするが。モデリングの大会など行っているようなのでそちらの動画を見るのが上達の近道かもしれない。

③Unityにインポートしてみた

しかし、環境を作るのは何とかなりそうだったので、火山を作ってみた。さらに、エクスポートしてUnityに入れてみた。参考にした記事はこちら。

そのままインポートすると、アセットの傾きや大きさがでたらめになってしまった。そのためインポートの前に、Mesh Labというソフトを使用して、傾きなどをある程度直してから使用した。

どのように表示されるか見てみたのが下の動画。改善の余地はあるものの、それっぽいものが出来きた…と信じたい。また、噴火の様子をそのままモデリングできるのはMediumの強みだと思う。なおこれを作るのに1時間程度かかった。モデリングの初心者の作業時間としてはかなり短い方だと思う。

というわけで今後は色々なアセットを作成してUnityに入れてみたい。いつかはBoothなどで配布できるクオリティのものを作るのが目標。

…その前に、コードが相変わらずできないのでもう少しC#の勉強をしてから制作をしようと思う。初心者から脱出したい。Unity制作の旅は続く。

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