VR日記その25 -VR上で描いた作品をNFTアートとして出品してみた
最近OpenBrushというTiltBrush(VR空間でお絵描きするソフト)の派生ソフトにハマっています。VRアートと言えばせきぐちあいみさんが有名ですが、最近ではNFTアートを出品しニュースになりました。
自分もいっちょ流行に乗ってみるかーという事で出品してみました。
①VRアートを作ろう(容量の削減)
OpenBrushを立ち上げ、作品を作ります。今までは動物だけだったんですけど、せっかく出品するし…ということで気合い入れて作りました。できたモデルはなんと120MB!容量が多すぎて使えませんでした。(STYLYにアップロードする上限は100MB、NFTのマーケットであるOpenSeaも同様。ほかのところでは上限40MBとかもあります。)
そこで容量削減をすることに。具体的には見えない部分を削除して絶対数を減らすことをして行きました。どうもOilPaintとSplashが容量を食いそうな感じでしたので、それらを中心として消していく事に。
最終的には91MBになりました。(ちなみに描画をHighからLowにしてもそこまで容量に大きな変化はありませんでした。)
②VRアートを作ろう(tiltbrush toolkitエラーの解消)
clusterにもアップロードしようと思い、unityに取り込んだところ下記のようなエラーが。
GlbError: bin length%4
使用しているtiltbrush toolkitにもissueがありましたが、解決はしていないよう。
容量が大きすぎるからかと思い分割で(半分消したファイルを用意したりして)取り込もうとするもエラーが続くので細かく見ていったところ、一番最初に作成した鳥居の1本が原因のようでした。
千本鳥居の作り方として、最初に1本作成してからグループ化、その後にコピーして配置する…というやり方をしていたのですがそのオリジンだけが駄目だった様子(なぜかは不明)。そのため別の鳥居で置き換えたところエラーが解消して取り込めるようになりました。
clusterにアップロードする際に作成した動画がこちら。
ついでにclusterにもワールドとしてアップロードしています。
③OpenSeaで出品しよう
いよいよ本題です。NFTアートの出品先として色々あるみたいですが、今回はOpenSeaというところで出品してみました。少し古い記事ですがこちらが分かりやすかったです。
ただし、使用するウォレットはMetaMaskにしました。後述するPolygonがMetaMaskで使えるようだったので。(アカウントがウォレットに紐づいており一度作成すると変更できないようなので注意。)
容量が大きいので作成に時間がかかりました。
④ガス代が無料の仕組みがあるらしい
正直ブロックチェーンについては全然知識がないのであやふやな書き方になってしまうので、もっと詳しい記事があると思います。
普通に出品しようとするとガス代(≒出品料?)として0.05ETH、執筆当時は購入手数料込みで2万円を超えるぐらい値段がかかるようです。
出品する際、ETHの選択で「Polygon」を選択するとガス代がかからないみたいです。Polygonはガス代の高騰を解消するために開発されたトークンで、使われる日は浅いものの無料なことが利点のようです。(流通量が少ないので売れる機会が少ない?イーサリアムと互換性があるっぽいので変わりない?)
こちらを参考にしています。Polygonに関する記述はかなり下の方。
https://tokenknowledge.com/opensea-gas/
⑤出品できました
というわけで出品できました。手続き自体は簡単で、無駄に気合を入れてしまったことと、ブロックチェーンそのものに馴染みがないため時間がかかっていしまいました。次回からは1時間もかからない気がします。
最後にもう一度宣伝です。良かったら買ってね!!