「O」6話.ヴィランズ
妖刀
TATSUHIKOと同時に転生された人物の一人
「TOKIMASA」
妖刀(紫)使いと言われた剣豪。 太刀打ちは、柔軟で奇妙な剣術。 その力、剣術に刀は耐えきれず、刃こぼれしているが、それが相手を更に苦しめる。 この妖刀(紫)を持てるのは、彼しか居ないほどの波動が流れている。 切った者の霊魂を吸い取り、紫色に変色したとされている。
彼は、前世では人斬りの仕事をしており、刀で人を斬ることに快感を得ていた。
常に自分より力がある者を探す。
そして、刀を強くする為にすぐに人を斬り、
霊魂を集めて刀を育てた。
彼の刀は、妖刀「紫」。
斬った者の霊魂を吸い取り力を得ていく。
刀を携えながら歩いているとある人影が見えた。
その人影からは今まで感じたことない強さを感じてTOKIMASAは、胸の高ぶりを抑えられなかった。
目の前に居たのは、YAGAMIだった。
TOKIMASAは、YAGAMIを見ると同時に刀を振りかざす。
動きは早く、とても目では追えないほどの速さ。
YAGAMIは、面白がり、攻撃せずひたすら受け身を取り続ける。
TOKIMASAは、それにイラつき、力のすべてを使い首に刀を向けようとするが、YAGAMIの邪気には勝てなかった。
YAGAMIと目を合わせた瞬間、体は固まり、刀を動かせなくなった。
YAGAMIはニヤケが止まらず笑いながら、手のひらを広げ邪気を放つとTOKIMASAは数十メートル吹き飛ぶ。
もう一度刀を向けようとした瞬間、YAGAMIはTOKIMASAの刀を指先でつかんでいた。
「お前は、俺に勝てん」
と言い、背負い投げのように地面に投げつける。
TOKIMASAは、身動きが取れなかった。
世界秩序
TOKIMASAは、初めて自分より強い者に会った。
YAGAMIは
「お前は、俺の為に力を使い、そして共に世界を創設しよう」
と言い放つ。
TOKIMASAは、気に食わない顔で
「なん為に、何が目的だ」
と疑問を問う。
そして、YAGAMIは高笑いしながら言う
「この世界に新たな国家を作る、偉大な歴史の一つとして新世界秩序を創設する。そして、俺と共に新たな世界を創設しよう。俺はお前と国を作りたい」と言う。
TOKIMASAは納得してない様に見えたが
「面白い、俺が見たことない世界を見せろ。そして俺より強い者をこの刀で切らせろ」
と言い放ち、彼と新世界秩序を目指すことになる。
ヴィランズの創設
二人が誓った時、後ろから声をかけたものが居た
「俺も加えろ」
そこには、YOSHIOKIがいた。
YAGAMIは、言う
「お前は、死が怖いか?」
と問う。
YOSHIOKIは、嘲笑いながら言う。
「愚問だな」
YAGAMIは、無言で空に手を向け、力をこめると雲がYAGAMIの上にあつまり、辺りは暗くなった。
雲の中から、ドクロが現れ口から、漆黒のドラゴンが現れた。
そして、言う。
「ここにヴィランズが結成した事を表明する。」
手始めに、YAGAMIは、YOSHIOKIに近くにある街を破壊して来いと命じる。
YOSHIOKIは行き、TOKIMASAも何食わぬ顔でその場を立ち去る。
YAGAMIは、空を見上げ、高笑いし始める。
謎の少年
とある悪天候の日、駅で雨宿りしている人々、皆が演芸をしている人をみて拍手をしている、謎の少年は駅で演芸を見ていた。
彼は、演芸が面白くないのか、ずぶ濡れの中、裏路地へと消えていく。
路地には、怪我をしている猫がいた、彼は優しく手を差し伸べ、撫でて介護をし始めた。
「君も一人ぼっちなのかい?僕と一緒だね。友達を紹介するよ」
と言い始めた。
すると、彼の背後から不気味な手が現れて、猫はびっくりし逃げ出す。
彼は、大きくため息をつき、その場を去る。
弓
HANZOは、弓を持っている者の情報を探っていた。
ある狩猟者と出会い、弓矢で鹿を討つ者が居たと話を聞き、繁華街から一番近い山へ行くことにする。
HANZOは、久しぶりに森林や崖や岩の中を歩き、前世の記憶を思い出す。
今の時代もこの美しい森林は存在するのかと、木と会話をする様に木に手をあて眼を閉じる。
HANZOは、遠くから何かが飛んでくる物を感じ取り咄嗟に木に登る。
そこには、弓矢が放たれていた。
彼は、放たれた方向を見る。先に人影の様な空気を感じた。
すると、奥から人が出てきた。
「ごめん。クマかと思ったんだ。でもよく避けられたね。」
そこには、弓をもった者が居た。
「俺の名前は、MASANOBU。人だとは思わずごめんね。
なんか感覚が鈍ってて、五感が上手く機能しないんだ」
と話す。
数キロ先の標的まで、わずかな誤差で弓を放つ事が出来る。
彼の眼は特殊で、標的を外した事は無いほどの良さ。
千里眼能力は、一山先まで見れる特殊な眼孔で前世の政府も危険視しているほどだった。
肌で感じた湿度や風から、瞬時に気候や風速を予想する事が出来る。
HANZOは、転生されたのは、間違いないと思い事情を話す。
すると彼は、すんなり話を受け入れた。
HANZOは、MASANOBUを連れて、SHINNGENの元へ向かう。
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