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出逢えども、出逢えども、好きな人ができない

こんにちは、コラムニストで恋愛コーチのおおしまりえです。

婚活における悩みの第一位って、「好きな人ができない」ではないでしょうか。
もう何人も会っているけど、好きな人に出逢えない。
みんないい人ではあるけど、決め手にかける。
むしろ、どんどん異性が同じような人に見えてくる。
自分は恋の仕方を忘れた。

みたいな話、よく聞きます。

そんな悩みをスパッと解決できないものか。今日は「人を好きになる」という状態を、より自分の中で起こりやすくするための話を、まとめてみたいと思います。

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■それ、出会う人数たりてる?

マッチングアプリで色んな人と会ってはいるけど、いっこうに好きな人ができない。
こんな話を耳にするのですが、まず1つ、確認です。
「それ、出会いがたりてないだけでは?」という、単純に出会う人数の問題があります。

10人会った。20人会った。30人会った。
その頑張りは素晴らしいのです。でも、そもそも学生時代とか未熟な頃の私たちは、人を好きになるとき、それまでに何人の異性との関係の中で、恋をスタートさせていたでしょうか。

たとえば、1クラスに1人好きな人が出来るなら1/20です。
学年に1人なら、1/60です。
※1学年3クラス、1クラス男女それぞれ20人想定

つまり1クラスに1人だったら、最低20人くらい異性と会わないと、好きな人に出会うのは確率的に難しいんです。

もともと熱が高まりにくい人なら、なおのこと沢山の人と会わないとチャンスは広がりにくいし、さらに相手を知るという時間も必要かもしれません。

でも、大人になってから新しい人と知り合うのって、すごく労力がいりますよね。わかります。
5人とか10人とか会っただけでヘトヘトになるから、「なかなかいい人がいない」と思ってしまいがちです。で

この仕組みになぞらえて考えると、あなたが出会った人数は、まだまだ少ないかもしれないのです。
まずは冷静に、自分の頑張りを褒めつつも、それは本当に出会いの数がたりているのか、みきわめる必要があるかもしれません。

■年齢✕経験=恋に落ちにくくなる仕組み

とはいえ、ガンバっている人は、50人とか100人とか、ガンガン新しい出会いを広げていたりもします。
それでも、いない。好きになれる人が。

だんだん、「私って、もう昔みたいに人を好きになれないのかも」って、思えてきますよね。
でもこれは、あなたが悪いんじゃありません。

人間の性質上、仕方ない部分があります!

なにが仕方ないのかというと、「人は誰しも、リスクを避けながら生きている」という人の性質があり、そのうえで恋をしようとすると、矛盾がつねに生じてしまうからです。

<私たちが抱える矛盾>
★年齢とともに、人は経験から学び、リスクを避けるのが上手くなる。
★恋とは新しい人間関係を築き、リスクを新たに抱えることである。

私たちは歳を重ねるごとに、リスクを上手に避けるようになります。しかし、恋という新しい人間関係は、新たにリスクを抱える行為です。その結果、起きることは、

リスクは避けたい! でも、新しい恋というリスクを取りたい!

だったら、リスクのなるべく少ない相手と恋愛しよう!

という決意です。

しかし、その決意を胸に相手探しをすると、

相手を冷静に見すぎて、全然感情が揺れない!

という現象が起きてしまうのです。

昔は、性格にちょっとクセがあっても、イケメンだったから好きになれたもんです。
ちょっと性格が合わなくても、一緒にいれば楽しい時間もあったから好きでいられた時間もありました。

そう、あのときの私たちは、いつだって心に純粋で、感情のおもむくままに恋愛ができていたんです。おもむくままは言いすぎでも、今よりずっと軽やかに人を見て、好きになったり嫌いになれたのです。

もちろん、こうした軽やかな恋が正解とは言いません(結婚相手を探すなら、ある程度冷静に見なくてはいけない部分もありますから)。
でも、あまりにも相手を冷静に見すぎると、結果として思考が先にぐるぐると回り、気持ちが全くついてこない、という現象が起きてしまうのです。

■思考と感情のムズカシイ関係

人を好きになり、新たな恋愛をスタートさせることは、リスク回避をしながら、リスクを取って新たな人間関係を築こうとすることである。

この矛盾した行動が、人を好きになりにくくさせる最大の仕組みです。

悲しいかな、このニンゲンの仕組みから逃れることはできません。じゃあどうしたら、これら矛盾と上手く付き合っていくことができるのか。もう少し紐解いていきます。


そもそも、このリスク回避が年齢とともに上手くなるのはなぜか。それは、リスク回避は過去の経験や知識といった、自分の頭の中にたまっている情報をもとにおこなわれるものだからです。
つまり、リスク回避をしようと相手をあーだこーだ見ているとき、私たちはガッツリ思考モードになっています。

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しかし恋とは「落ちる」とたとえられるように、頭でするのではなく、感覚や感情、つまりハートでするものです。

人を好きになりにくいというのは、この頭(思考)ばかりがぐるぐる回っている正体。いわば頭でっかちになっているのです。

いっぽうで、感覚や感情など、ハートばかりが先走って悪い状況になってしまう人もいます。「気分屋」とか「恋愛体質」なんていわれる人は、思考がおざなりになり、ひたすら感情のおもむくままに突っ走っているといえます。

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人を好きになれなくて悩む場合、それは相手を見たり判断したりするとき、思考が優位になりすぎている可能性はとっても高いです(もちろん、本当に相性のマッチしない人とばかり出逢っているケースもあります)。

そうした思考ばかりを使って動くのが当たり前になりすぎてしまうと、ハートの感覚が鈍くなり、「いい人だけど好きになれない」なんてことばかり起きるかもしれません。

■思考をおさえて、感情豊かになる習慣を持つ

★リスク回避は過去の経験から学び、思考でするもの。
★人を好きになるのはハートでするもの。
★思考とハートのバランスが崩れて思考優位になっているとき、私たちは人を好きになりにくくなる。

この仕組から脱却する方法を、最後にまとめていきます。

答えは、書くとカンタンで、

頭を使いすぎず、感情(ハート)を使って人を見ればいい。

これだけなんです。ホントに。

でも、感情やハートをしっかり使って生活するって、言うはやすし、おこなうは難しです。
そもそも普通に生活していて、「あ、今頭使ってるな。今は感情で動いてるな」とか、区別してないですし。

この頭を使わず感情・感覚を生かす力を高めようと思ったら、2つの取り組みが有効です。

1つは、思考を動かさない練習
2つめは、感情をちゃんと感じる練習

この2つを続けることで、私たちは思考と感情のバランスを取るのが上手くなれるし、さらに普段の生活でも「あ、今頭ばっかり使ってるな」とか「あ、今心がゾワッとしてるな」みたいな、思考と感情の反応を敏感にキャッチできるようになっていきます。

思考を動かさない練習は、個人的には瞑想(マインドフルネス)が有効だと思います。
マインドフルネスとは、呼吸や今この瞬間に意識を向けて、思考を止める練習です。禅の教えをベースにしているものが多く、1回10秒とか1分とかでもOKです。

↓↓よかったらコチラの瞑想について書いた記事も、参考にしてみてください↓↓

2つめの感情を感じる練習は、いろいろあるんですが、私がやっていたことを、3つご紹介しておきます。

・自分の「したい!」をなるべく優先する
・ポジティブな感覚をたっぷりあじわう
・嫌なことが起きたら、思っていることを書き出す

1つずつ説明します。

・自分の「したい!」をなるべく優先する
自分の中で「これがしたい!」という気持ちは、感覚的であることがほとんどです。
これを食べたい。これをしたい。ここに行きたい。とかとか。すごく小さいことからでOKなので、そういう気持ちが湧き上がるモノを極力感じて、そして優先して実行してあげます。

・ポジティブな感覚をたっぷりあじわう
食べたいものを食べたり、楽しい時間をすごしたりしたとき、気持ちは満たされ、高揚しています。その気持ちをさっと感じて流すのではなく、携帯を起き、目を閉じ、深く呼吸をして、じっくりとあじわいます。
これを毎日こまめにすることで、いい気持ちにさらに敏感になれます。

・嫌なことが起きたら、感じていることを書き出す
ネガティブな気持ちに敏感になることも、感情をしっかり感じて動かすためには大切です。同時に、感じてもメンタルが引っ張られないような注意も必要です。

私は、どうしても我慢できない辛い気持ちになったときは、その気持ちを押し止めるのではなく、ノートに手書きで、気がすむまで感情を書きつくします。
これをすることで、出てきた感情をきちんと見つけ、さらに書き出すことで客観的に見られるまで、感情と距離を取ることができます。
このノートはデスノートですから、誰にも見られないよう扱いにはくれぐれも注意しましょう。


■まとめ

いつもどおり長くなったので、まとめておきます。

①そもそも、出逢っている人の数は自分にとって十分なのか?
恋に落ちにくい人の場合、10人とか20人とかじゃ、全然たりないかもしれません。

②私たちは、自然と年齢とともに人を好きになりにくくなる
生きることは、リスク回避をしていくことである。
人は年齢を重ねると、経験や知識からリスク回避が上手くなる。
しかし、恋は新たな人間関係を築くというリスクを抱える行為である。
この矛盾が、年齢とともに人を好きになりにくくさせている。

③人は思考と感情の2つのバランスで生きている
リスク回避とは、思考モードでおこなうこと。
人を好きになるとは、感情でおこなうこと。
つまり、人を好きになりにくい人は、感情ではなく思考が優位になりすぎてしまっているかも。

④思考をおさえて感情豊かになると、恋もしやすくなる
思考を動かさない練習と、感情をちゃんと感じる練習を繰り返すと、バランスが取れてくる。


ちなみに、頭がいい人(高学歴、社会的地位がある、年収が高い)人ほど、思考優位であるケースが多いです。みなさんピンとくる話はありましたか?
ぜひ、いい恋に出会えますように!

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また、簡単に以下記事にも情報をまとめています。お読みになり、LINEの登録をお願いします。


<感情豊かな自分になるための本>

タイトルから、感情にビンビン響かせようとしているこの本。色々書かれてはいるのですが、ノウハウは至ってシンプルです。
毎朝、ノート3Pぶん、思うことを何でもいいから書きつくす。イラストでもOK、一言ずーっと満足するまで書いてもOK。
書いたらそれは見返さず、忘れましょう。

これを12週繰り返すことで、毎日をもっと豊かに、そしてパワフルに生きられるようになるとか。
つまり、自分のポジティブな感覚に敏感になる練習をここではしているのです。


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