何ものにも捉われず、 こだわりや偏りも、ない 芽吹いた場所で、 精一杯の命を輝かさせる ただ在る花の姿 世界は美しい
ある日の休日。 何もせずに ただ、ぼーっと自然を眺める。 せわしく動いていた思考が薄れていき 遠くにいる鳥のさえずり、 近くの草花が風でそよぐ音が聴こえてくる。 心地よい音色に包まれて、自然と溶け合う感覚。 ゆるり、ゆるりと流れる雲を眺めながら ゆったりとした時間を過ごせました。
見知らぬ他人と暮らす生活 家族から見放された いき場所がない 失われたふるさと 何を希望に生きればよいのか 様々な事情を抱えて ともに生きていく 人生の『最終章』 あなたの一生を本にした時、人生をどのように語られるのだろうか。 最終章はあなたが思い描いていたものとは全くの予想外だったかもしれない。 こうしたかった、願いさえも忘れてしまってるかもしれない。 それでも、 どんな状態であっても、 あなたはかけがえのない大切な存在だと伝えたい。 切に思う。
あなたの見方、捉え方で、 世界が変わる 日常生活動作ができる できない 言葉を話せる 話さない 空間を意識して 可能性を探す 視座を高めて、抽象の階段を登ってみよう。 ただ存在している being 感じてみて下さい。
看護、介護 与える 相手の人生に想いを馳せ、慈しむ 知性を働かせ、創造する 耐える力 自分自身を律する 「与える」 「護る」 両方のバランスが大事 目の前の出来事に翻弄され心の余裕がない時、 自分自身を律すること(整える、護ること)を忘れたまま、おいてきぼりになりやすいです。 大切な人たちをまもりたい。 だからこそ、一番大切なあなたに もっと目をかけて、労って下さいね。
早朝の空 なだらかな雲が階段のように 空一面に広がっていて 雲のすき間から光のシャワーがそそいでいる 俺は 誰も迎えにきてもらえないよ。 身内も縁者もいなくて、 昔飼っていたワンコズが家族だった。 あなたがゆっくり登りやすいように そして、大好きなワンコズが あなたを迎えに降りてきやすいように、 神様がふわふわの雲の階段を創ってくれたよ。 もう、そろそろいくね。 うん。 もう、じゅうぶんだよ。 あんたが朝来る頃には もう出発している。 これが最期じゃない
ケアサービスがひと段落した後、 パソコン記録。 肩が凝ってるな〜腕を回していると、 ゴリゴリゴリ肩が鳴いている音がする。 あと、ひとふんばり。 ブリキロボットのような可動域で、 カタカタ打ち始めた瞬間、 背中、肩にふわっとした手触り ビックリして、振り向くと 利用者さんが肩もみをしてくれてた。 つい、 「(肩もみをさせるなんて)バチがあたってしまいそう。ありがとう、お気持ちだけで充分ですよ。」と言ってしまった後に、少し反省。 利用者さんの善意を無下にしてしまったかも
今どこで、何をしているのかな。 ご飯食べれている? 眠れているかな。 一生懸命なあなたは 利用者さんや家族のために奔走しているんだろうな。ワンコズ達とも楽しく散歩しているかな。 便りがないのは元気な証拠。 あなたが笑顔でありますように。 それだけを祈っています。 あなたがただ在る、 生きてくれているだけで充分。 遠く離れても、あなたの幸せを思っています。
朝の目覚め 今日、目覚めれた幸せ じんわりと感じる。 いつかは目覚めない日がくる 思いがけない出来事、事故が起きた時、 「おはよう」が「さようなら」の最期の挨拶になるかもしれない。 だから、今この瞬間に心を込めて おはよう、ありがとう、いってらっしゃい、ごちそうさま、おやすみなさい。 ひとこと、全て大切だと思うのです。 もし、これが最期の挨拶、言葉掛けだとしたら、 どんな想いを込めますか? あなた自身、あなたの大切な人に与える言葉で、 人生が豊かになっていきます。
私にとって利用者さんは、 大切なお父さん、お母さんのような存在。 旅立たれた後は、たくさんの情景、想い出が駆け巡って、涙が溢れてくる。 「(病院)から、帰ってくるのを待っているね。」 それが最期にかけた言葉になった。 close your eyes 瞳を閉じれば あなたが私に 微笑みかけるよ 長渕剛さんの曲がリフレインする。 あなたは私の中で生き続けている。 たくさんの思い出をありがとう。 あなたに会いたくなったら、 目を閉じて、あなたを感じます。 ゆっくり休
しばらく雨が続いて 久しぶりのおてんとうさま 窓際に利用者さんが2人並んで、 ひなたぼっこ 柔らかい朝の光が、ふんわりと利用者さんを包み込んでいるみたい。 「気持ちよかよー」 と、ほっこり笑顔 私もひと休み 一緒にひなたぼっこ 背中がほこほこ暖かい。 こんなひととき 幸せだなー。
利用者さんの1日 利用者さんの時間 利用者さんの今の気持ち 食事、通いの利用日、お風呂の時間帯はあるけれど、 大事なのは、利用者さんを当てはめないこと。 生活に流れるリズム、音に意識を向ける 何もしないではなく、ただ見守る スタッフに空白、スペース、ゆとりがあると、 安心が生まれ、利用者さんとの心地よい空間に繋がります。 一生懸命になり過ぎて、自分のことがおろそか、後回しになっていませんか? (かつての私がそうでした。苦笑) あなたの1日 あなたの時間
利用者さんの風景 朝ごはん。 50数名の利用者さん達 大家族のように感じます。 大家族といえば、サザエさん 毎週日曜日18時半、子どもの頃から見てました。 サザエさん家族が食卓を囲んで、団らんしている風景をみると和みます。 社会人になってからは、家族と食事を頂く機会が減り、一緒に過ごせる時間の大切さを感じました。 「ごちそうさま。おいしかったよ。」 あなたの笑顔を頂いて、こちらこそありがとう。 利用者さん達が食卓を囲むフロアは、あたたかい空気に包まれていて、心がほっ
新しい勤務地 サービス付き高齢者向け住宅 ドキドキしながら、ご挨拶。 「はじめまして。看護師の○○です。」 まずは、利用者さんのお名前を覚えることから。 お部屋の一覧表をポケットに入れて、いざ出陣! 先輩スタッフに同行しながら、 利用者さんのお部屋を訪問して、ご挨拶、自己紹介。 お食事が終わると、皆さんそれぞれの場所で過ごされているので、利用者さんを探しながらバイタル測定に向かいます。 利用者さん達と少しずつ関わっていきます。 利用者さんにとって私は、見知らぬ顔の
「介護」から、「看護」の世界に入って、 10数年。 病院勤務を経て、在宅(サービス付き高齢者向け住宅)に再出発しました。 個性豊かな利用者さん達。 50数名の利用者さん達との共同生活は、 とても賑やかです。 認知症や病気の進行具合で、記憶や言葉を失ったり、 動作ができなくなっても、大切な存在であることに 変わりはありません。 みて、聴いて、感じて これまでの人生の物語に心を寄せて、 たくさんの想いと繋がりながら、 朗らかに過ごして頂きたいとケアをしています。 どうぞ