官僚になる方法
〜目次〜
1.そもそも「官僚」とは
2.官僚の魅力とは
3.官僚になるには
1.そもそも「官僚」とは
「官僚」と聞いて何が思い浮かぶでしょうか。あまりピンとこない方が多いのではないでしょうか。
官僚とは簡単には役人のことです。役人とはつまり公務員です。財務省、経済産業省、文部科学省、○○省などニュース等で見たり聞いたりしたことがある方もいらっしゃると思いますが、官僚とはざっくり説明すると○○省で働く公務員のことです。
百聞は一見に如かずと言いますが、私のつまらない文章よりも実際に見ていただいた方がイメージがつくと思いますので、いくつか以下の作品をご紹介をします。
最近ですと、「日本沈没−希望のひと–」というドラマで俳優の小栗旬さんが環境省の官僚として大活躍されていました。ドラマ中では総理大臣と小栗旬さんが演じる天海さんが握手をしているシーンがあるのですが、実際に総理と握手する機会は恐らくないと思います(笑)
また、小説がお好きな方は、「官僚たちの夏」(著者:城山三郎)は、かつての「The 官僚」という時代を背景とした物語のためイメージしやすくなるかと思います。ドラマ化もされているので、活字に抵抗がある方はドラマもお薦めです。
ご紹介しました作品をご覧いただけると分かることですが、官僚は日本のルールを作るのが仕事になります。法律を作成し、数十兆という莫大な予算を動かしながら様々な政策を実施することが主な仕事内容です。
2.官僚の魅力とは
何を魅力と感じるかは人それぞれではあると思いますが、官僚ならではの特徴としては、世界の抱える課題を日本の最前線で取り組めることではないでしょうか。勿論、大手企業などでもグローバルに活躍することはできますが、自分の取り組んだ仕事が数時間後にはニュースで報道され、新聞記事になり、日本全国に、場合によっては世界に影響を与える壮大なスケールの仕事を経験できるというのは他にはない官僚ならではの魅力だと思われます。
また、報酬面においても、給料が業務量に見合っていないという声がある一方で、日本の平均年収は約400万円(月額約33万円)と言われているところ、官僚の平均年収は600万円〜700万円(月額約50万円)と言われています。また、リストラなどがないため安定しているといった面も魅力であるといった声もあるようです。
3.官僚になるには
では、官僚になるにはどうすればいいのかということですが、以下の図の2段階です。
まずは、国家公務員総合職試験に合格し、その後の官庁訪問と言われている自分が将来働きたい省庁に面接に行き、内定を獲得するという2段階です。企業では、面接の前に一般的にFPIというWEBテストがありますが、国家公務員試験の場合は択一試験、筆記試験、人物試験(人事院面接)という試験があります。
一次試験は択一試験です。
内容としては、基礎能力試験(英数国理社、音楽、時事など)と専門試験(法律学、経済学など)です。
二次試験は筆記試験です。内容としては、専門試験、政策論文試験、人物試験(人事院面接)です。
一次試験、二次試験を合格し、最終合格となります。その後、官庁訪問があり、内定を獲得することで晴れて官僚になるという流れです。
では、試験対策はどのようにすればよいのかといことですが、興味がある方は是非、次回の記事をご参考いただけたらと思います。