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おしぼり家
2021年4月26日 10:48
日常から少しだけはみ出せる唯一の場所、銭湯。 浴場を通して各々が社会と曖昧な関係となり、つかの間の極楽を得る。 公共空間でありながら、時間の流れは自分だけのもの。 裸一貫、ワンコインで、あなたとわたしの境目である湯へ目指す。 東京で摩耗した生活を続け、何かを変えようと一念発起してひとり大阪へ旅立った。荷解きも終わり、気持ちよく新生活スタート、と意気込んでも何かが足りない。ここ数日、空いた時間に