建設系の中小企業が外国人採用について本気で考えてみた VOL.3 ~身分系ビザ~
外国人採用を検討するにあたり、まずは身分系のビザをお持ちの方をターゲットに求人をしていくことにしました。
(身分系ビザとは、永住者、日本人の配偶者、永住者の配偶者、定住者などの方の在留資格です。)
建設業では有料の人材斡旋は違法ですし、現場作業につける在留資格は限られています。
そうしたなか、身分系ビザの方はほぼ就労制限がないのです。
実はすでに社内に身分系ビザの外国人社員がいます。(ハローワーク経由での採用でした)
日本人とほぼ変わりなく働いてもらっていますし、長期休みを取って帰国する際も調整はできますので、問題ありません。
入社後のイメージがなんとなくわかる、というのも身分系ビザの方をターゲットとする理由の一つになりました。
さっそく求人サービスの会社を選定することにしました。
先にも述べましたが、有料での人材斡旋は建設業では違法なため、人材を紹介ではなく、求人広告を掲載するサービスを使います。
幾つか調べた中で、身分系ビザの会員が多いと謳っている2社に候補を絞りました。仮にA社とB社とします。2社から見積もりをとり、打合せをしました。
A社の料金は1か月およそ20万、B社は15万ほど。
コストで考えるとB社に軍配が上がるのですが、B社は遠方にあるため、やり取りはメール、電話、WEBに限られます。
A社は都内にあるため、訪問も可、とのこと。
見積もり後の打合せはA社は訪問、B社はウェブミーティングでした。
やはり人情的に(?)実際にお会いしてちょっとしたプライベートな話などかわしたりすると、なんとなく親しみがわくものです。(明るく聡明な女性が営業にいらしたのも、社長に響いたと言えます)
一方のB社の営業さんもリアルではお会いしてませんが、「仕事できるな~!」「ユーモアあるな~(笑)」といい印象を受けるやりとりでした。
とはいえ営業の方と担当になる方はまた別なので、人情や印象はさておき、コストやプラン内容、実績など冷静に比較しなければなりません。
う~ん、と社長とともに悩んだ結果、まずはA社のサービスを始めてみることになりました。
やはり外国人採用ビギナーの自分たちにとって「訪問可」の方が安心感がある!(なんとなく) というのがその決め手でした。
実際の所、どのくらい訪問いただく機会があるのか、また訪問とウェブミーティングとどのくらい差が出るかは(とくに月5万以上の差額分の)未知数です。
それでも「まずA社で求人サービスを始めてみよう!」ということになりました。