映画「TANG」
あらすじ
訳あって無職で家でも何もせず、妻に家を追い出された健(二宮和也さん)。
そんな健の家の庭に突然現れた記憶のなくした迷子のロボット タング。
2人は冒険を通して何を見つけていくのか?
映像
始まりから吸い込まれるような自然の美しさ。
それぞれの街ごとの描写の美しさ。
ここだけでも、映画館に来てよかったとなる。
ロボットという人工的なものがテーマな分、近未来の街並みを想像していたが、自然の美しさも描かれていた。
それは、ロボットがタングだからこその気がする。
タングと健
タングの声、表情、動きなどがとにかく可愛い。
小さい子の成長を見守ってる感覚になる。
タングと健は凸凹コンビのように見えるが、ふたりとも不器用で優しい似た者同士だと思った。
そんなふたりを表しているコーヒーのシーンがとても好きで、2回目でも泣いてしまった。
人は誰と何と出会うかで変わっていく。
今の自分を作っているのは、これまで出会ってきた人や物。
未来の自分を作るのは、現在・未来に出会う人や物。
そんな1つ1つの出会いを大切にしていきたいと思った。
そんなきっかけをくれた映画「TANG」との出会いに感謝。
舞台挨拶
二宮和也さんの8/15の舞台挨拶での言葉。
私もコロナ禍を理由に諦めることが増えて、そんなことにも慣れてしまった。
踏み出すことを後押ししてくれることでさえ、しんどく感じてしまう時もある。
そんな人たちのことも考えて、みんな前に進もう!ではなく、一旦スタート地点に戻ろう。と言ってくれる優しさにとても救われた。
こういう優しさが、体現されているから、たくさんの人の心が動くのだと思った。
映画「TANG」は私にとって、何度も見たい作品になった。
みなさんも映画館でぜひ!