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TMM 博多座 観劇メモ✍️

坂本昌行さん歌上手すぎる!!!!
そして花乃まりあさんの声美しすぎる!!!!
二人があまりにもお似合いすぎて、ハロルドというダメ男とロマンチストすぎる初心だが芯のある姉属性マリアンが結ばれることを願ってしまう。(絶対結ばれちゃダメなタイプの人間なのに)

以下思い出しながらのため、順不同の記憶メモと感想です。

図書館のシーンやばい。ディズニーかな?
ハロルドの口説き方がストーカーレベルのナンパなのにカッコよくてチャーミングなのは坂本さんだからだな。ズルい。男の色気があるのに品があるから変にいやらしくならない。さすが恋をするなら坂本昌行。てか、ダイジェストで観ていた以上にこの歌を歌うの難しいな!? マリアンの「マ」の音とるの激ムズすぎる。ちょっと不気味というか妖しさを纏った「マ」。危険信号をアンテナで受信しちゃうような名前呼びだけど、それでも彼の口説き文句にあのマリアンが少しグラついてしまうほど魅力的なハロルドヒル。はぁーーーーーーー……カッコよすぎか。好き。大好き。

ハロルドに「お嬢さん」「首ったけさ」って言われたいし、「今夜会える?」ってあの距離で言われたら失神すると思う。

マーセラスに投げられたハットのキャッチもそうだけど、袋投げ上げてキャッチする動きや頭の上に本の山を乗せてバランスとりながら歌い踊る時もそう。隠しきれない器用さ。私には絶対に無理。こういうのをサラッとこなすのが坂本昌行さんなんですよ(早口)

キャラクターがみんな個性的で、それぞれのバックグラウンドが気になる。特にトミー、君はとっても良い奴だ✨彼は絶対一途。なお、ハロルドは……うん、きっと今まで本命と出会わなかっただけで本命には……と思いたい。なんかほんと、ハロルドについて分からないことだらけなんだよなぁ。街の人みたいに、観客も。本名がグレッグなのは分かったけど、その生い立ちも詳しく知らなければ、なかなか彼は心の内を明かさない。飄々としている分、彼の本当の心の中はなかなか見えてこない。個人的に橋で会った後……かな? 76本のトロンボーンとGood Night 誰かさん が交互に歌われるシーンと捕まった後で次々と街の人が立ち上がっていく時、トミーがボーイズバンドを連れてやって来た時。このあたりが一番ハロルド(グレッグ)の真の感情に迫れた気がする。

まず座らない? 座り方分かるかな? 的なシーンのハロルドめちゃかわよ。図書館で仏になっちゃうよとか言いながら寝そべって駄々こねるのもかわよ。いや、でも油断することなかれ。子どもみたいで可愛いとこいっぱいあるじゃんとか思っていたら不意打ちで「今夜会えるかな?」とか「明日明日を積み上げても何もしなかった昨日が残るだけだ。俺は今日を精一杯生きたい」とかイケボで耳打ちして誘ってくるからなハロルド・ヒルは。やめろ、オタクが萌え死ぬ。(勝手にマリアン目線の幻覚が見えて胸キュン不可避)

詐欺師と言う割にはそこまで詐欺っぽいことはしてないような……。まぁレッスンなんてするつもりないし、ユニフォームも上だけだからかなりのぼったくりはしてるんだろうけど。飄々としていてバックグラウンドは全然見えないハロルドだけど、それでも人間味があって憎めない可愛い人。橋で言っていた「君に言わなきゃいけないこと」の中の「これは君に言うことじゃないな」は語られることはなかったけど、この語られなかった話の中で一番伝えたかったのはウィンスロップと話すシーンで直接伝えていたことなのかな?

ハロルドってコミュニケーション能力高いから心の中を開示してる人のように見える(詐欺師するにあたってそう見せる必要がある)けど、実は他人にあまり本当の心の内を見せていない人。マーセラスとは元相棒ということでかなり親しくしていたけど、それは一度懐に入れた相手だからであって。でも、ウィンスロップには最初からかなり心開いていたのかな、無意識のうちに。一緒に釣りに行っちゃう(もはや音楽関係ない)くらいには。(まぁマリアンを落とすために弟に近付いていると詐欺師らしく考えることもできるけど。)歌も教えてもらえて楽しかった様子のウィンスロップくん。初登場の時とは見違えるくらい明るくて子どもらしい子になってる。たぶんたくさん二人でお話したり歌歌ったりしたんだろうなぁ。釣りって魚がかかるまで結構時間かかるからね。

マリアンって美女と野獣のベルみたいだなって。なんとなくだけど。ベルも町の人にはあの子は本の虫、美人だけどちょっと変わった子って言われていたり、片親で家族を深く愛してるし愛されてる。そして本を読んで妄想するのが好きだからか、とってもロマンチスト。夢見がちガール。あんなにつれない態度だったのに、だんだんと優しさ(変わっていく野獣)に心が惹かれていって、最終的にはどんなことをしてでも助けようとするほど健気に深く愛してしまう。色々と違うところもあるだろうけど、ベルのキャラクター性と似ているような感じがして個人的にめちゃくちゃディズニープリンセスだったな、マリアン。ハロルドは野獣じゃないし、なんならハンサムでスタイルも良く、自他ともに認めるモテ男。だけど、ハロルドがリバーシティに魔法をかけたのと同じように、ハロルドもまたマリアンやウィンスロップ、リバーシティの人達に魔法をかけられたのかもしれない。野獣がベルと出会って氷の心を融かされたように、ハロルドもまたマリアンと出会って、人を騙す仕事と、人間らしくて人を思いやる心ももっているハロルドの感情との間に、混ざり込むことがないように一線を引いていた氷の壁が融け、その内側、心の奥深くのやらかいところが溢れ出したのかもしれないなぁ……なんて思ったら泣けてきた。(妄想)
町の人がハロルド追いかけて捕まえに来るのとか、それを必死でなんとかしようとしてるマリアンとか、美女と野獣のクライマックスじゃん。え、TMM、実は美女と野獣だったの!?(幻覚です)

胸には愛が でも気づかなかった
あなたに出会える時まで
とかマリアンもだけどハロルドもだもんなぁ。
この2人のデュエット、塔の上のラプンツェルの輝く未来思い出した。マジでディズニーだな、この二人。歌上手すぎるし、そこにラブロマンスというエッセンスが入ると、さらにエモーショナルさにギアが上がる感じ堪らないね♡
この曲の旋律も美しくて清らかで好きです。今回一番好きな曲かもしれない。

割と橋でもギリギリまでマリアンのことを詐欺師として利用する女目線で色々と言ってた(気がする)ハロルドだけど、その発言をわざわざ口に出しちゃうのは既にマリアンの虜になってる自分を無意識に線引きしようとしたからだろうなぁなんて。マリアンってそういう逢い引きの場所である橋でハロルドがいなくなってもあなたがくれた愛で生きていける的なことを言うから、たしかに歌の通り、束縛しない賢い娘(ワンナイして後腐れなく別れてくれる子)なんだけど、でもハロルドの好きなタイプの賢い娘って実は一晩楽しんで束縛しないとかそういう額面通りの軽い感じじゃないのかも。(まぁ本人はそう歌ってるんだけど) どっちかっていうと、全てを受け入れ聖母的な愛情で包み込んでくれて自分をしっかりもっている娘なのかなって。(←完全に妄想だけど、無意識の本命に対してはこっちなんじゃないかな)どちらにせよ、マリアンって歌った賢い娘とは少し違う気がしていて。そりゃ、確かにハロルドを守るためとはいえハロルドより先にセールスマンにハニトラでキスしちゃうくらい大胆なことができる人だけど、誰でもいいわけじゃない。他でもないハロルドのために自分がいまできる最善策がそれだっただけだし、キスした後の彼女は悔しさと罪悪感を感じてる。簡単にワンナイして割り切れるような賢い娘ではなくて、好きな人の罪も受け止め、その人のためになるのなら何でもできるし、その人のためなら一夜での別れも受け入れる。そういう芯の強さをもった賢い娘……そんな気がする。そしてマリアンにハロルドが惹かれたのも、実はハロルドの歌う賢い娘と自身の本当の好みのタイプ賢い娘が違っていて、マリアンこそ本当のハロルドの好みのタイプだったんじゃないかなって。(ハロルド本人は全く気付いてないかもしれないけど)
もしかしたらハロルドにとってああいう愛を与えられたのは初めてだったのかもしれないなぁ。え、なに、切ない……ハロルド……(だから全部妄想ですって)

橋のシーンの後のハロルド心の葛藤シーンの話。76本のトロンボーンとGood Night誰かさんが交互に歌われるところがとても好き。どちらも同じメロディーなの凝ってて2人の運命感じちゃうし、詐欺師として逃げるか男として残るかの2択を迫られて葛藤しているのが伝わる演出として最高。76本のトロンボーンを歌うことで逃げろと自分に言い聞かせているハロルドがマリアンのGood Night誰かさんが頭の中で聴こえるたびに歌い止めてるの感情が理性を追い越してる心情描写として上手すぎる。同じメロディーラインだから、気付けばもう76本のトロンボーンじゃなくgood night誰かさんの方を歌ってしまうハロルド。いやだってさ、ハロルドにとっちゃ逃げるしかないわけよ。逃げてしまえばいつも通り、何も変わらない明日が来るわけだからね。でも、それでも自分の中にマリアンを大切にしたい気持ちがあることに気付いてしまった。マリアンに「おやすみなさい」と毎晩伝えたい気持ちがあることに気付いてしまった……変わらない明日より不確かな明日を選び、何もしない今日(詐欺師として逃げる)ではなく今日を精一杯生きる(男として残る)ハロルドよ……堪らんな、好き(落ち着け、妄想だ)

ウェルズハーゴの馬車がやって来るのところ、町の人みんな楽しみでキラキラ輝いてるの良かった。馬車に乗ってやって来るハロルド、ほんとミッキーだった。皆さんのおっしゃる通りでした。ウィンスロップくんの変化に泣ける。

シュプピーの時のハロルド、皆が踊ってるのを一歩引いて見守ってるのカッコよかったし、ウィンスロップがその隣にやって来て教えて教えてしてるの超可愛い。ハロルドも少し屈んで聞いてあげたり、腕をとってターンさせてあげたり。そしてハロルドの番になったら、ウィンスロップを呼んで一緒に踊るのね。この男、惚れるわ(ダメ) そして踊りが体幹全くブレないから、普通だとカッコ悪くなりそうなところもスマートでめちゃくちゃカッコイイの、さすが坂本昌行さんでした。ウィンスロップくんのダンスも心から楽しそうでものすっごく可愛かった。そして、マリアンも呼ばれて二人で踊るのがまた。手を合わせてのステップとか、高速でのペアダンスとか、めちゃくちゃ真似したい(ダンス出来ないけど)

ラストは敢えて詳しくは描かないことで、こちらが自由に妄想できる余地がある。個人的にはハロルドとマリアン、お似合いだったので上手くいってほしい。姉属性のマリアンと子どもっぽいところもあってちょっと弟属性感あるハロルド。マリアンの尻に敷かれていればいいと思うw

調べてみたけど、タール羽の刑って結構怖いよね。裸にされて黒いタール塗りたくられて、その上で羽をこれでもかってくらい貼り付けられて放置される……苦痛と屈辱が……考えただけで嫌。(勝手にちょっと変態心騒いじゃったのごめんなさい)

マリアンが一生懸命ハロルドを許してと訴えるところ、とてもカッコよかった。喧嘩ばかりしていた教育委員会4人、マリアンの陰口叩いていたご婦人会、本ばかりで周りから浮いていたマリアン、非行少年だったトミー、そしてさ行が言えずに無口で暗かったウィンスロップ……ハロルドが来たことで確かに頑固者の集まりリバーシティが生き生きとした町に変わったのは間違いない。勿論、詐欺を働いたのは悪いことだけど。そんなマリアンの言葉を受けて、次々と「許す」と立ち上がる町民たち。感動したなぁ……ハロルドの表情が良かった。そしてそこへやって来るトミー率いるボーイズバンド。ハロルド指揮でのthink systemを利用したボーイズバンドの演奏はお世辞にも素晴らしい演奏とは言えるものではなかっただろうが、それでもこの瞬間、ハロルドのついた嘘が真実に変わったわけだ。抱き合う二人。ハロルドのこと、許したくなっちゃうのズルいなぁ。

ラストのラスト、白衣装に着替えた坂本さんがかっこよすぎて思わず手を合わせて拝んでしまった。いや、似合いすぎでしょ、あれはモテるわ。町の人たちもみんなでバンドしてるの、真のハッピーエンドって感じでとてもいい。ハロルド、マーセラス同様、本命に捕まって(出会って)リバーシティに残ったというエンドとして解釈してます。「生まれて初めて地に足がついてる」とか言ってたし。生まれて初めて地に足がついてるってセリフ、なんかハロルドの今までのこと思うと切ないな。(生まれて初めてって言ってたか、うろ覚えだけど。捏造してるかもしれない)

カテコでもとにかく可愛かったし、ハロルドが白いマーチング帽子を脱いでくれたの嬉しかった。髪型かっこよすぎ……。ウィンスロップ役の子がカテコで坂本さんの袖かな?をちょんちょんってしてから「何か言ってもいい?」って耳打ちしてたの超可愛かったし、「一言言いたいのぉ?」って甘くて優しい声で尋ねる坂本さんがまた超カッコ可愛くて、もうほんとありがとうございます🙇‍♀️🙏💙って心の中で拝み倒してた。
森公美子さんに手を引かれて帰っていく坂本さんも尊かったです。

あー、1回しか観劇できなかったの超悔しい😭
また再演してほしいし、日本語版サントラ求む。
自担のミュージカルを初めて観劇できて幸せでした。次のキャメロットも行くぞ!絶対!!おー!!!!(気合い入れ)

最後に、パンフレットの坂本さんのお写真がどれも最高すぎて胸が何度撃ち抜かれたか分かりません。パンフレット開いてすぐハロルドに恋する気持ちが分かりました。いや、あんなの食らったら詐欺師だと分かってても惚れるしかないじゃん。ウィンク連発されるわ、手元アップがあるわ、得意げなの可愛いすぎだろ案件だわ、もうトキメキ止まんない。可愛いのにカッコイイ、カッコイイのに可愛い。

ほんと、ありがとう、TMM。

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