家庭円満の秘訣
うちには一歳と四歳の子供がいる。妻は専業主婦。自分で言うのもなんだが、私は家事も育児も仕事も人並み以上にやっていると思う。一方で妻を見ると片付けは不得意、ご飯も土日は完全に私だし、あまり熱心には見えない、何をしてるかと言うと、スマホやママ友との交流に忙しそう。
「なんで私ばかり家のことも仕事もやらないといけないの?」「なんで妻は家のことをしないの?」と不満が募り、時々口論になったり、私が不機嫌になったりして、よくないなと感じていた。
そんなときに「妻のトリセツ」に出会った。
この本には妻の(理不尽にも思える)言動の背景にある生物学的な違いや、男には理解しにくい女心か解説してある。理由を説明されると妻の言動がすごく理解しやすくなった。見方によっては「夫は妻に最大限の気遣いをすべし、それが家庭円満の秘訣である」と、理不尽に思えるかもしれないが、私にとっての目的は、家庭が居心地良く、家族が仲が良いことなので、そのためならお安い御用。
以下は本書から学んだ心構え。さっそく実践したところ、すごく気持ちよく過ごすことができた。妻も機嫌が良い気がする。今日から実践していこう。
・周産期、授乳期の妻は激しいホルモンの変化に翻弄され満身創痍と理解すべし。
・女性脳は共感欲求が非常に高い。共感によりストレスを沈静化させている。過剰なくらいの共感をすべし。
・共感のフリは男性脳にとってストレスだが地雷を踏んで揉めたり一生言われたりするよりはマシと理解すべし。
・妻と娘が対立した時、夫は妻の味方をすべし。
・女性脳は、ものを言わない赤ん坊の世話をするので、「察する」ことに長けている。だからこそ夫にも察してほしいと思っていると認識すべし。
・専業主婦に対して「今日何してたの?」は禁句と認識すべし。
・事実が正しいか正しくないかに関わらず、女性の「こころ」を否定してはいけないと心得るべし。
・謝る時は事実に対してではなく、「寂しい思いをさせてごめんね」と気持ちに謝るべし。
・妻を褒めるのは妻が幸せな気持ちでいる時にすべきであって、不機嫌なときに褒めても逆効果と知るべし。
・褒め言葉はマイナスをプラスにするのではなく、プラスをもっとプラスにするためにあると考えるべし。
・完璧な男が妻にとって最適な夫とは限らない。女性はストレスが溜まる脳。時々夫がしくじり妻が気持ちよく放電(怒りをぶつける)するきっかけを与えるくらいがちょうど良いと心得るべし。
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