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ストレスは、あめ?

雨の日は、お気に入りの帆布バッグが濡れるから、事前に鞄用の雨カバーをかぶせて出かけたり、あまりに降りが強いと,自らもレインポンチョなどをかぶったりして出掛けるから、雨支度には時間がかかる。

傘――。

イヤぁ…傘についても,わたしはいつも荷物が多いので、また更に1本の長傘をさすとなると、荷物が増えて、両手が空かなくなってしまい困ることが多い。

自分一人あたり、手がもう2本くらい欲しいなと思ってしまう。

雨のスクランブル交差点で、歩行者信号が青になって、横並び2列で歩いていて、ぶつかって来るヤツがいる。

分かっていて、やっている悪意…。

傘ってぶつかるとしぶきが散ったりしてウザいし、雨が多い外国では傘をささない人が多いと聞くが、日本はいずれにせよ,酸性雨と聞いたことがある。

皮膚にも衣類にも,雨が当たる殆どのものに、多かれ少なかれ,あまりよい影響は及ぼさない。

しかも,大気も海洋もめぐり、世界的に汚れた海や空気が漂って、雲が生じるのだから基本的には、雪も雨もあまりキレイでないのが昨今の現状だ。

だからって日本人は傘をさす訳ではなかろうが、昔から傘の文化はあった。

江戸時代によく見られた「傘かしげ」は通りすがりの相手に,傘からしたたる滴を散らせない配慮で、傘のおもてを向けずに相手と逆(相手が右からこちらに来る時は左側)に傾けるのが、社会的マナーとして通用していた。

ちょうど昨今,関東ではエスカレーターが広い時は、左端に寄り,急いでいる人を通してあげようとする、暗黙の了解のようなものがある(関西では、逆の右側にみんなが寄ると言う話を聞いたことがあるがどうなのだろうか…)。

トイレでも自発的に,フォーク並びをする場所もあるが、あとに続く人が如何に良識を持ち、そう言う場所でそうした知識を発揮出来るかが要だろう。

スーパー等も混んでいたら、今では整列の線を引いてくれている店が増えたが、コロナ流行前には、スーパーの店員が気を利かせてくれないと、フォーク並びなんて考え付かないヤボったい人やジジババが横入りしていた。

フォーク並びは、スーパーのレジに並ぶケースで例えると、レジの前にレジ一台に対して一列で並ぶのではなく、レジスターが複数なら、その中央レジ前に先頭一人だけが立ち,そのあとに続いてひたすらただ1列に並ぶこと。

そこを起点としてレジに空きが出次第、順次空きレジに先頭から粛々と進んで行けるため「この列に並んでいたら、早く進めた」とか「こちらのレジに来たら、運悪くメチャ待たされた!」などの不公平感が解消される。

フォークって一般的に考えたら3~4本とか複数に分岐するが、その複数本に分かれたものが、レジの台数(あるいはトイレの個室の数など…)になぞらえて、この呼び名が付いたのだろう。

一体,この素晴らしいマナールールを誰が考えたのだろうかと、称賛したいくらいだが、傘のマナールールに関しては、どうやら,今の日本では、とても根付きそうな状況にはない。

嗚呼,そう言った面でも江戸時代は素晴らしい…今でも学ぶべきことが多くある文化的な時代だと憧れる。

古き良き時代にも、まずい面は多々ある。

古き良き時をふりかえり,そこに学びがあるなら、大いに取り入れたいと思うが、そう言った文化的な土壌を、いまの日本人の品性が、受け入れる次元にないだろう。

                               (終)

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まろんはっぴのおしゃべりnote
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