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場づくりのプロが教える「楽しい場」のつくり方

「どうしたら楽しい場がつくれますか?」と、場のつくり手の方から相談されることがあります。シンプルかつ本質的に答えれば、「あなた自身が誰よりもその場を楽しむことです」ということになります。

難しそうに見えて原則はシンプル

楽しい場って、場をつくっている人が一番楽しんでいます。僕自身、場づくりをしながら、「なんだかんだで、主催者が一番楽しいな」といつも感じています。

逆に、自己犠牲みたいなのはダメです。だれかが無理していたり、我慢しているのが伝わってくると、心底楽しめないのもの。よく例に出すのですが、5人で焼肉食べにいって、4人がけのテーブルしか空いていないときに、

「あ、俺立って肉焼くからぜんぜんいいよ!」

みたいなことを言われても、100歩譲って本人がそれでよくても、周囲の人は落ち着きません。楽しく美味しく肉を焼くには、もう一脚の椅子を用意して、その人も座ってくれることですよね。

ニーズを気にしすぎると楽しめなくなる

真面目な人は、すぐに「ニーズが」と言い出します。確かに、場に集まる人のニーズに注意を払うのことは大切です。

でも、まず第一に注意を払うべきは、主催者である自分自身のニーズです。自分自身にどんな願いがあって、その場をつくろうと思っているのか、そのことを自覚し、その思いとつながっている必要があります。

目の前の状況に文句ばかり言っている人がいると、周りも残念な気持ちになりますよね。でも、そんなのへっちゃらで楽しんでいる人がいると、周囲も楽しくなってきます。

楽しい場をつくるには、自分が「一足先に」楽しむこと、楽しいコンディションにシフトすることです。本当ですよ。試してみてください。

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