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テレワーク削減は嬉しいですか?

ホンダがテレワークから全面出社に戻そうとしているという記事を読みました。ホンダには「現場、現実、現物」という三現主義というのがあるそうで、「人と人が関わってこそ」ということで全面出社に戻すことを決めたそうです。
ホンダほど極端でなくとも、テレワークが減っている昨今、あなたはどんな風に感じていますか?

テレワーク削減の流れ

テレワークのメリットやデメリットについては、もう改めて論じる必要はありませんよね。大規模でガチな実証実験をやったようなものですから、少なくとも自分にとってどうなのかということは、だいぶはっきりしたと思います。

今回の経験から、テレワークを導入していく企業が多い一方で、ホンダのような完全な逆張りや、そこまででなくともテレワーク削減の流れもあります。

「テレワークがなくなったら会社を辞めたい」という人も多いようですが、実際に退職するのかというと、そこはまた別の話ではないでしょうか。

人と人が顔を合わせるだけでは価値は生まれない

場づくりの専門家として、テレワーク云々の話を整理すると、下記のようになります。

  • 人と人が顔を合わせることがプラスに働く場

  • 人と人が顔を合わせるとマイナスに働く場

人と人が顔を合わせるということが、常にプラスに働くかというと、そんなことはありません。隣や後ろに人がいることで生産性が上がるような場もあれば、嫌な思いややりにくさがあるだけだという場もあります。

オンラインの場が増えたときに、「オンラインでも全然やれる!」と言う人たちがいましたが、それはその場が後者に属していたか、どちらでもいいようなレベルの場だったということが分かります。

人が集まるなら場をつくるべき

人が集まることに価値があるとか、リアルだからいいんだとか、こと職場に関しては簡単に考えるべきではありません。

実際に人と人が顔を合わせることで、どのような展開をつくりたいのか。何を可能にするために、どんな仕掛けや、準備が必要なのか。そこを追求すること、つまり「場づくり」が必要です。

テレワークか出社か、オンラインかリアルか、それは本当の問題ではありません。集まる以上は、価値のある場をつくらなければ意味がない、ということです。これは会社に限らず、家庭でもその他の様々なコミュニティでも同じですね。どんな風に人と人が関わり合う場にしたいのか、イメージを膨らませてみてほしいなと思います。

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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