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気まずさの向こう側に広がる世界がある

気まずい空気って嫌なものですよね。
適当な言い訳をして立ち去ったり、無理に話題を探したり、あきらめて下を向いて耐えたり…どうにかそこから逃れたいと思います。でも、気まずさを避けるのではなく、そこに立ち向かうことで、その先に本当に望んでいた世界が広がることもあります。

気まずさを避けすぎ問題

気まずい沈黙が出来るとその沈黙を埋めようと無理に話題をふる人がいます。また、そうやって話題をふってもらえて、ほっとする人もいます。気まずい時間にただ耐えていても仕方がありませんから、誰かが勇気を出して話題をつくってくれると、場が盛り上がればいいですよね。

でも、気まずさが不快だからといって、「とにかく気まずさを避ける」ということが第一義になってしまうと、それはそれで問題です。

「気まずいから楽しく過ごせるために、話したいことを話そう」という態度と、「気まずいのを避けたいから、何でもいいから話そう」という態度は、似ていますが別物だからです。

気まずい沈黙の向こう側

例えば、一歩突っ込んだ話をしたいときに、気まずくなることがあります。言葉が見つからずに沈黙したり、いつもと違う展開で言葉が噛み合わなくなったり、「気まずいな」と感じます。

もし、ここで「気まずいからいつもの軽めの話題に逃げる」ということを選んでしまうと、「気まずさ」は減少して「いつもの楽しい感じ」が前面に出てきます。でも、「いつもより一歩突っ込んだ話をしたい」という願いからは、遠ざかってしまいます。

いつもと違う何かを目指すときには、相応の緊張感があります。気まずさがそこにあっても、あえてそこに留まりもがくことで、気まずさの向こう側にあるたどり着きたいエリアにアクセス出来る可能性が出てきます。

沈黙などは、いつもより少し我慢すると、いつもと違う人がいつもと違う一言を放つ場合もよくあります。気まずさをただ避けるだけでなく、必要なときにはもう少しだけそこに留まってみることも必要です。

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