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自分と周囲を同時に大切に出来ますか?

相手のために自分を殺す、そういう局面もあるかもしれません。でも、「自分を大切にすること」と「相手を大切にすること」が、相反することだとは思えません。

自分勝手は幸せなのか

「あの人は自分勝手だ」

と、そんな言い方があります。周囲を考慮せずに、自分の都合だけで自分のことばかり優先するような行動をとり続けていると、周囲からそう言われるようになります。

自分勝手にせずもっと我慢すべきという話につながっていくわけですが、そういう自分だけを優先する態度って、その人自体は幸せなのでしょうか。もちろん、その瞬間だけを切り取ればそうなのかもしれませんが、僕が専門にしている「場づくり」の考え方だと、必ずしもそうはならないように思えます。

むしろ、自分だけが切り離されてつまらない思いをしたり、自分の身を置く場のエネルギーがどんどん下がって嫌な思いをしたり、良いことなどないように思えます。そう考えると自分勝手は、自分も粗末に扱うことだとも言えるのではないでしょうか。

「自分らしく」がキーワード

僕は、自分を大切にするということは、自分らしくあることだと考えています。本当の自分を抑圧し、心にもないことを話し行動することこそ、自分を傷つけることだと考えています。

「でも、自分らしさを発揮したら、相手とうまくいかなくなるんじゃ…?」

そう思う人もいるかもしれませんね。そうですね、確かにそういうこともあるかもしれません。

人が自分らしさを発揮することは、他の人がそうすることへの励ましになります。その場の自由度を上げるからです(自分のことだけ考えて視野の狭い人が自分勝手をやると、場は乱れます)。

また、こちらが自分らしさを発揮することで、相手はこちらを選ぶことが出来ます。この人と一緒にいたいか、それとも離れたいか、選べますよね。お互いがそれぞれらしく存在した上で合わないなら、離れればいい。お互いを大切にすることと一緒にいることは、別のことだからです。

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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