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見た目がいいと恥ずかしいものって何だ?

「見た目がいいに越したことはない」という考え方があります。それが当てはまる場合もあるのですが、見た目がいいとかえって恥ずかしいこともあります。どんな事柄か分かりますか?

中身スカスカなのにポスターが素敵すぎるイベント

いきなり見出しに答えを書いてしまいましたが、見た目がいいとかえって恥ずかしのは、中身が伴っていないイベントなどの広報物です。

すごく引きのあるタイトルで、かっこいいデザインで、見ただけで「なんか凄そうだな!」と思える広報物(告知のWEBページ、ポスターやフライヤーなど)があります。

それで、実際に参加してみて、「本当に凄かった!」となったとしたら、広報物としては素晴らしかったということになります。でも、逆パターンもあります。

「え…、もう終わり? このタイトルでこの中身だけ…!?」

と驚かされるようなケースです。広報物と実際の場に大きな落差があると、良くも悪くも驚きますよね。この場合は、「期待外れ」であることは言うまでもありませんし、あまりにひどければ「欺された」とか「詐欺じゃん」みたいに言われるかもしれず、信用問題に発展しかねません。

「中身」をちゃんと詰めようぜ

僕は講演をするときに、主催者の方と打ち合わせをします。そうすると、タイトルと依頼内容が合っていないことがあります。

打ち合わせを通してそれを是正しますが、大抵の場合は「そもそも何がやりたいのか」「本当の課題は何なのか」を解き明かす前段階が必要になります。そして、内容をしっかり詰めて、その上でふさわしいタイトルにしてもらいます。

それを必要としてくれる人、届けたい人に届けるために必要となるのが、広報物と広報活動です。「届けたいもの」と「届けたい人」に橋を架けるのです。

内容スカスカなのに見た目ばっかりいい──それが人間だったら、その人のことをどう思いますか。近年は簡単に“おしゃれ”な広報物がつくれるようになりましたが、大切なのは実際です。中身をちゃんと詰めましょう。

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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