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田舎暮らしの方が贅沢かも

都会暮らしと田舎暮らし、どちらが贅沢だと思いますか?
何かとお金のかかる都会暮らしの方が贅沢という考え方が一般的だったように思いますが、田舎暮らしの価値が見直されています。ただ、人口の減り続ける日本では、別の意味合いもありそうです。

都会は何かとお金がかかる

都心にいると、何をするにもお金がかかります。また、そこで暮らそうとすれば、さらにお金がかかります。家賃も非常に高額です。

そういう意味で、都会暮らしは予算規模が大きくなりがちで、それを贅沢だと考えることも出来ます。

ただ、例えば15万円の家賃を払っても小さな部屋にしか住めないということを考えると、それが本当に贅沢なのか、ということもありますよね。

田舎暮らしに憧れる人たちも多い

一方で、田舎暮らしとなると、家賃などの相場はぐっと下がります。交通網が整備されていなくて、自家用車が必須になったりしますから、家賃などの物価だけでは判断出来ませんが、それでも田舎暮らしに魅力を感じる人たちは確実に増えています。

移住を呼びかけている自治体もありますし、東京にあった拠点を地方に動かす規模の大きな会社も出てきています。

ただ、都会にも色々あるように、田舎も色々ですよね。自分の住んでいる地域はどっちだろう?と迷う人だって多いはずです。

人が集まって住むという効率の良さ

JR西日本が利用者の少ない在来線の収支を初めて公表しました。廃止への議論の布石ではないでしょうか。

公共交通機関とはいえ、赤字が大きくなれば廃止され、自治体が代替交通手段などを用意することもありますが、要するに税金が投入されるということです。

人里離れたエリア、自然に囲まれていて人口密度が極端に低いエリアとなると、福祉の網をちゃんと維持すること、ライフラインを維持することにも、大きなコストが必要です。人口減少の日本では、そういう人の少ないエリアに住むということこそ、贅沢になってくるのかもしれません。

生まれた土地で死ななくてもいい

生まれた土地にずっと暮らし、死んでいく人がいます。
あちこち引っ越して、人生を終える人もいます。

どちらも個人の自由ですし、優劣などあるわけがありません。

でも、望んだわけでもないのに、生まれた土地に囚われたり縛られたりするとなると、話はまた変わってきます。生涯同じところで暮らすことを美化する傾向も日本社会にはありますが、もう古い考え方だと思います。

どこで暮らすのが自分らしいのか、簡単には分かりませんが、色々試してみてもいいですよね。

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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