デメリットがあっても前に進んでいい
現状に満足できず、何かを変えたいと思っているとき、変化の先にメリットだけでなくデメリットがちらつくことがあります。デメリットがあることが分かると、急に気持ちが下がって「やめようかな…」となってしまう人もいると思うのですが、デメリットがあることは前進しない理由にはなりません。
メリットとデメリットはワンセット
そもそも、メリットだけの変化というのは、基本的にないと考えた方が妥当です。家電製品を比較する記事で、メリットとデメリットが対比表になっていますよね。
メリットだけの選択というのが存在しないとは言いませんが、メリットとデメリットは(割合の差こそあれ)ワンセットだと考えていいのではないでしょうか。
メリットばかりにフォーカスしてデメリットが見えなかったり、あっても無視しようとする人もいます。また、わずかなデメリットにフォーカスし過ぎて、「これじゃダメだ」と考える人もいます。両者に共通していのは、客観性を失っていることです。
デメリットがあっても前に進める
何かを変えたくて方法を考えていると、大抵の場合、まずメリットを考えますよね。それで「いけるかも!」と思ってさらにリアルにイメージしていくと、今度はデメリットがあることに気付きます。
デメリットがあることが分かったときって、嫌なものです。何人かで話しているときに、「あ、でもこんなデメリットがあるね」と誰かが言い出すと、気勢を削がれて場がしゅんとしてしまいます。
でも、大切なのはデメリットに感情的に反応しないことです。淡々とデメリットの欄に出てきた内容を書き込めばいいのです。一瞬気持ちがひるんでも「はい?折り込み済みですよ?」くらいの感じでいきましょう(笑)。
理屈ではなく気持ちに従う選択もある
どんなことでも何かを変更すれば、メリットとデメリットの両方あります。だからデメリットが出てきても、その時点では悪いニュースではありません。あとはメリットとデメリットを比較して、自分の選択すればいいのです。
ただ、この時に注意すべきことがあります。例えば、メリットとデメリットを比較していて、(基準次第ではありますが)理屈では客観的にデメリットが上回るという場合があります。デメリットが上回るのだから、別の選択をすべき……とは限りません。
コスパに見合わない選択のように見えても、そのデメリットがあることがしっかり分かっていても、それでもやっぱり「こちらへ進みたい、こちらを選択したい」と感じる場合があります。
これはデメリットを無視したわけでも、目を背けたわけでもなく、折り込み済みで、いわば理屈ではなく気持ちに従うことになります。それも含めて決めるのは自分です。気持ちに従う選択も「あり」だと、僕は考えています。あなたは、どう思いますか?
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