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それって良いニュース?それとも悪いニュース?

同じ出来事でも、良いニュースとして伝える人と悪いニュースとして伝える人がいます。無理にポジティヴに考える必要なんてないけど、どちらの面もある出来事を悪いニュースとして語ると、思わぬ悪影響が出ることがあります。

良いニュースと悪いニュース、どっちから聞く?

「良いニュースと悪いニュースがあるんだ。どっちから聞きたい?」

海外ドラマなんかを観ていると、よく出てくる台詞ですよね。あなたならどちらから聞きたいですか。なんかちょっとイラッとする質問ですが、僕は先に悪い方から聞きますね(笑)。

出来事って、基本的にニュートラルです。良い面も悪い面もあります。それを良いニュースとするのか、悪いニュースとするのかは、捉え方の問題です。もちろん、中には圧倒的に悪い面ばかりの出来事というのもありますよね。

そういう場合でも、「圧倒的に悪い面ばかり」というのも捉え方だと言えますから、基本的には「捉え方の問題」と考えてよさそうです。

悪いニュースとして報じるデメリット

良い面も悪い面もあるような出来事を、暗い顔と声で悪いニュースとして周囲に伝える人がいます。僕の周りにもいますし、時には自分がそうなってしまうこともあります。

それで、そういう自分や人とその周辺の人や場を見てきて思うのは、「悪いニュースは周囲まで悪くする」という事実です。話し手のエネルギーを下げるだけでなく、聞き手のエネルギーも下げ、結果的に場のエネルギーを下げてしまいます。

でも、落ち込んで得することなんてありません。問題に対処するにしたって、前向きなエネルギーが必要です。

悪いニュースというタグが付いた人もいる

こういう傾向の強い人、つまりいつも暗い顔で悪いニュースを話している人が、良いニュースを話すこともあります。でも、いつもネガティヴなエネルギーで悪いニュースばかり話している人は、話し言葉でもテキストメッセージでも、受け取る人たちは無意識に身構えます。

要するに、良いニュースを話しても、良いニュースだと受け止められにくくなるのです。僕は、もし大事な仕事に臨むなら、こういう人とは出来るだけ組みたくありません。

良いニュースとして伝えるのか、悪いニュースとして伝えるのか──客観的であることが第一ですが、それと同時に、物事の中にある良い面を見つけることは、自分にとっても周囲にとっても光になります。

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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