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素人がコードを書くには生成AIが便利そう ~MS Copilot × Google App Scriptで叶える未来~

皆さんこんにちはこんばんは。今年も残りわずかとなりました。年末年始はのんびり休みたいところですが、修士論文の締切も迫っているので頑張って取り組みたいと思います。。。

さて、今回は生成AIの活用方法のひとつとして、プログラムを作ってもらう機能についてご紹介します。
私自身、プログラミングに詳しいわけではまったくありません。しかしながら、試しに使ってみたら思いのほかすごかったので共有させていただきます。


Microsoft Copilotを使う

今回使用する生成AIはMicrosoft Copilot(マイクロソフト コパイロット)です。定期的にWindowsをアップデートしている方ですと、タスクバーに勝手に追加されているかもしれません。

カラフルな六角形のようなアイコンです

タスクバーにいない方はこちらから↓↓

このような画面が表示され、何か質問するとAIが答えてくれます。

Google App Scriptを使う

Google App Script(GAS)とは、

Google Apps Script は、Google Workspaceと統合されたビジネス アプリケーションをすばやく簡単に作成できる、効率的なアプリケーション開発プラットフォームです。最新の JavaScript でコードを記述し、Gmail、カレンダー、ドライブなどのお気に入りの Google Workspace アプリ用の組み込みライブラリを利用できます。インストール作業は不要です。ブラウザ内で動作するコードエディタが用意されており、スクリプトは Google ドライブに保存され、Google のサーバーで実行されます。

「Google Apps Script の概要」https://developers.google.com/apps-script/overview?hl=ja

らしいです。Microsoft Excelで言うところのVBAを使ったマクロのようなものでしょうか。
コードを書くことで、スプレッドシート(Excel的なもの)に記録したアドレスに自動でメールを送ったり、アンケートフォームに回答された日程を自動でカレンダーに記録したりと、あらゆる処理ができるようになります。

ただし、大きな問題があります。コードを書くのが素人にはしんどいんです。有識者からしたらシンプルで簡単な言語というかもしれませんが、私にとっては呪文です。あれこれ検索しながら試行錯誤して、ようやく完成したと思っても上手く動かないことがしょっちゅうあります。
こんな現状に革命を起こしたのが生成AIです!

Copilot × GAS

Copilotに「Google App Scriptでこんなもの作りたい」と言うと、一瞬で作成してくれます。

例えば、スプレッドシートの指定範囲をコピペするスクリプトを作るようにお願いすると、こんな感じになります。コードをコメント付きで書いてくれる上に、詳細な解説までしてくれます。

※列の指定がなく言葉足らずでも、勝手に補足してくれました

さらに複雑なものも試してみました。
多くの職場で苦労されているであろうシフト表の作成です。以前にExcelで関数をごり押しして作ろうと試みたことがありましたが、非常に手間がかかったにもかかわらず完成品の機能性は悪く、ひどいものでした。
しかし、これをAIにお願いしたところ……

やってくれました。すごい。

実際に試してみると、働きすぎる職員が出てきてしまうようでした。ある人は0回なのにある人は5回とか。自分が5回働かされる側だとしたらモチベーションが下がってしまうので、条件を変えてみました。

いい感じになりました。
プログラムを実行してみると、わがままなシフト希望でも最適なシフト案を作成してくれました。

シフト希望(0:入れない、1:入れる)
シフト案。全員2-3回ずつ公平に割り振られました

これで中身はほぼ完成です。月末に深夜まで頭を抱えてシフトを作る担当者が一人でも少なくなることを祈ります……

上手にコードを書いてもらうコツ

なお、うまくコードを書いてもらうにはいくつかコツがあるようです。私が気づいたのは以下のようなことです。

  • なるべく具体的にお願いする

  • 背景や前提を示す

  • 複雑で巨大な処理よりも、シンプルで小さな単位の処理からお願いする

  • 生成されたコードに不自然なところなどがあれば、修正をお願いし、完成度を高めていく

なお、どのプログラミング言語にも共通する基本的な概念(変数、繰り返し、条件分岐、関数など)を知っておくと、具体的な指示がしやすく、生成されたコードをの解釈もできるのでよいと思います。

まとめ

生成AIとGASとの組み合わせについてご紹介しました。今回はこの組み合わせでしたが、ChatGPT、Geminiなど他の生成AIツールでも同様にコードを書いてくれます。また、GASに限らず、VBA、Python、Rなど様々なプログラミング言語に対応しているようです。活用の可能性は無限大ですね。
「生成AIのこんな活用法もあるよ」というものがあればコメントで教えていただけると幸いです。最後までお読みくださりありがとうございました!

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