大森山王ビール〜AN

2024年7月17日 18:01

小麦とオレンジピールを使ったベルジャンホワイトIPA

小麦とホップが作り出す、少しスパイシーだけど柔らかな味わいでスッキリした飲み口、最後に少し残る苦味が後を引く、白ワインを思わせる上品な香りが特長のニュージーランド産のホップ「ネルソンソーヴィン」のシングルホップで作った、ベルジャンホワイトIPA。

ANのキャッチコピーは、このビールのモチーフとなった村岡花子さんが翻訳された「赤毛のアン」にある一節「曲がり角をまがったさきになにがあるのかは、わからない。だけど、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。」から拝借しました。

先に発売したCHIYOのモチーフになった宇野千代さん、そしてANの村岡花子さんは、女性の権利向上の運動でシンクロしていました。

作風や生き方は違っても、未来に向けて行動をしていたんです。
ビールは嗜好品で、あってもなくても良い。

それって「未来と似てないだろうか？」そんなことを思いました。
今が大事、今をなんとかしないといけない。
それは私たちも同じだけど、それでも未来の世代のために動く。
そうでありたいと思うのです。

そのためには、「みち」（未知）の世界に私たちのような年上の世代が突き進んでいかないといけないし、それこそが楽しみであると感じています。
なので、未知の体験やこれからの道を楽しめるように！という想いをANに込めています。

そして、まちを作るのではなく、みちを作る。

これが私たちの活動になると感じています。
大森のまちで活動をし始めて、約10年。ようやく「みち」にたどり着けました。

「AN」は、ベルジャンスタイルのホワイトIPA。
味的には「YOU」のベルジャンダブルの続きでありつつ、その先の光という意味では、「CHIYO」の続きです。
なので、「AN（D)」の「AN」でもあるのです。

「赤毛のアン」翻訳家の村岡花子さんの結婚後の住まいが馬込文士村。
教師から翻訳家へ。
日本の子どもたちに良質な家庭文学を届けたいと、大森の自宅を開放し、日本で最初の子供向け図書館をつくった人物です。

村岡花子さんの出身が山梨なので、白ワインを思わせる上品な香りが特長のニュージーランド産のホップ「ネルソンソーヴィン」のシングルホップで作りました。

「曲がり角をまがったさき」をイメージしています。
その先に何があるのか？きっと楽しいものにちがいない！！ワクワクするような曲がり角、このビールと出会ってあなたはどんなみちを手にするのでしょうか？

よーく見ると「AND」になっています。
ANは続きのビールでもあります。なので、AN(D)としています。

実際、赤毛のアンの中にある「私のことは『e』のついたアン(Anne)で呼んでくれますか？」の通り、どの形のANがあっても良いということから、AN(D)としました。