大森山王ビール〜KAORU
お米とお塩を使ったさっぱりミルキーなペールエール
2020年8月に発売した「KAORU」は、海から連想した塩と、塩を引き立てるお米を使ったビール。
麦と塩とお米が織り成すミルキーで優しい感じ。
それだけではなく、少し強くて甘い、新しいけどどこか懐かしいそんな味に仕上げました。
ビールに込めた大森のいろんな「KAORU」
大森といえば、よく言われるのは「海苔」で海苔といえば、海。
「海の香りがするまち」を掘ったものを作りたいと思っていた中で、海の「香り」だけではなくて文化の「薫り」もありましたし、大森発展のキーポイントである、鉄道敷設にも尽力した井上馨。
大森にある山王小学校は井上馨の別荘地でもあり、大森にまつわるいろんな「KAORU」を込めました。
「KAORU」は、海から連想して塩を加えたビールとなっています。
また、塩を引き立てるお米も加えています。
そんな麦と塩とお米が織り成すミルキーで優しい味わいだけではなく、少し強くて甘い、新しいけどどこか懐かしいそんな味に仕上げました。
大田区が掲げる大森の将来像として、「歴史と文化と浜風かおる」まちという姿があります。
これを文化の薫りと海の香りと捉えて、ここに井上馨も込めてネーミングしました。
「KAORU」って?
「KAORU」はひょっとしたら異物を表しているかもしれません。
旅先でこれまで行ったことない時もに感じる「KAORU」って、やっぱり初めての土地だったり、いつもと違うからこそ感じるもの。
そして、旅はその一つだと思いますし、人との出会いもそうかもしれない。
本や音楽などの芸術も同じで、自分とは違うものにあったときに感じる異物が「KAORU」なのではないか?
だからこそ、色々なものに出会えるってことが文化であり、違いを感じ、それを楽しめることが、男女どちらの名前とも取れるボーダーレスのイメージのある「KAORU」なのかもしれません。
ラベルに込めた想い
「東京大森海岸 僕の戦争(著者:小関智弘)」の中にある「開いた窓から海の匂いのする風が届く」という一文がモチーフの肝で、窓と言うのを「文化の薫り・井上馨・海の香り」の3つの香りで表せないかと思ったのがきっかけです。
窓と言うと大森山王は洋館が立ち並んでいたということで、きっと独自な窓がいっぱいあったんだろうなというイメージを持ちました。
そして何より、家ということはまちの人ぞれぞれの象徴ではないかなとも感じ、窓ってひょっとしたらまちとつながる部分であるのではないかと思いました。
なので、窓をモチーフに「KAORU」を表せないかと、このようなデザインになっております。
基本情報
スタイル:ペールエール
アルコール度数:5.0%
原材料:麦芽、米、ホップ、食塩
発売開始時期:2020年8月