何事も繋がっているということ。RGBとわたし。
RGB とのはじめての出会いは高校生のときだった。
わたしが通う高校は芸術クラスがあり、美大、芸大、音大を志すメンバーが集っていた。
午後からは、丸々美術(または、音楽)の授業で、デザイン、絵画、彫刻を一年生通して勉強し、2年から先行を決めるカリキュラムだった。
確か一年生のデザインの授業の時に色相彩度の勉強の際にはじめてRGB、CMYKという概念を学んだ気がする。
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社会人になり、念願であった?デザイン部に配属され、何年か経った頃に改めて【RGB】と向き合うことになった。
それは、RGB 形式納品された絵をCMYK にして入稿する、そんな作業だった。
単純な作業だが、Photoshopで一括変換するとどうも思った色にならず、キャラクターを一体一体、色味に合わせて調整した。
紫色にしたいなら、黄色を抜いて、マゼンタを足して…と、そんな作業を行った。
結局10体いるキャラクターの色味を整える作業は、就業中も終わらず、予定していた残業でも終わらなかった。
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当時は会社まで2時間かけて通っていたので今から帰ってもどうしょうもないと諦めて夜中までチマチマ作業をして結局近くのホテルに泊まった。
お金を稼ぎに働きにきているのに、なぜホテル代にお金をかけてまで、必死に仕事をしているんだろうと思った。
しかし、そもそも当時のわたしはPhotoshopに対する技能が低かったことが原因だと思う。
やはり何事も勉強だなぁと思う。
また、時代的なところもあるが、自分自身残業に対する考え方が甘く、根性で終わらせる!といった思考だった。
やっとの思いで調整し、入稿に漕ぎ着けた。
が、実はそれは前半戦で、その後、追加10体RGBのキャラクターを入稿することになる。
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最近では、趣味で描いていたイラストが、段々仕事になってきた。
めでたく、イラストが本の挿絵に使われる事が決まり、納品する事となった。
しかし、わたしは、RGBでがっつり作成していた。
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納品形式は当たり前だが、【CMYK】だったので、久しぶりに夜中に色味の調整し、自分と、【RGB 】について色々思い出した。
作業しながらも、あの時、ホテル泊まってまで色味の調整して良かったな、そうじゃないと、この技知らないもんな、とちょっと嬉しい気持ちになった。
何事も繋がっているなぁと思った。