夫婦・子どもの大切さと幸せのカタチ「道案内から学んだこと」
時期は遡り、2023年末最終出社日の素敵な出会いを記載します^^
(余談:今日から仕事始め!楽しい!そして本記事は、仕事のリフレッシュ中に記載。それくらいnoteを書くことが楽しくなっています^^笑)
■見知らぬおばあちゃんとの出会い
最終出社日。通勤路を歩いていると、視界の先に ”ビジネスマンに交えた不安そうな顔のおばあちゃん" を発見。近づいてみると、おばあちゃんから声をかけていただいた。
「お姉さんすみません。▲▲はどこにありますか?」
会社方面とはやや離れているものの、時間もあるので道案内することに。まずここで嬉しかったことが3つ!のちに見返して笑ってしまう自分を想像できますが、自己肯定感を上げるために、恥を捨てて書きます!笑
①おばあちゃんの存在に気づけた
何も意識していない状態でも、困った1人を見つけられる視野の広さが身についていると感じました。普通見えるだろ…というツッコミは聞きません笑
②声をかけやすい人財?笑
声かけやすいオーラが出ているのかな~と自己肯定することにします(笑)こちらもツッコミたくさんあると思いますが、聞きません笑
③時間的余裕 👈弱みは強みにもなる!
年内最終出勤日はとても慌ただしいものです。
私は日頃から時間に余裕を持って仕事をする性格で、常に脳の真ん中には毎日 "何重にも上書きされたスケジュール" が。先輩たちは最終週お休み、プロジェクトメンバーも忙しいことを月初めから想定し、最終前週のうちに急ぎの仕事や質問を全て解決させた。その為、この日も道案内する時間的余裕を持つことができました!時間的余裕は心の余裕にもなる^^
計画性と効率性が裏目に出て挫折をしましたが、良い働きかけもできていると自分に自信がつきました!
■現実から逃げない「思い出巡り」
おばあちゃんの歩く速度に合わせていたので、15分くらい時間を共にしただろうか。この場所に来た理由、どこから来たのか…などの雑談をしていると、、
おばあちゃんの住まいは、私の地元でした!親友の家近くに住んでいるそうで、地元トークが盛り上がる笑 こんなことあるのね!と運命を感じ、おばあちゃんと意気投合(笑)
ではなぜ、おばあちゃんがこの場所に今日来たのか。それは
「旦那様の他界を受け止め、コロナも落ち着いた今、思い出巡りの旅をしている」とのことでした。旦那様とはこの町で出会い、一緒に働き思い出がたくさんあるそうです。この言葉を発している時のおばあちゃん、力強い眼が輝いていて、とってもかっこよかった。
ただ、お子様は40代後半で独身。実家住みの無職で引きこもっているそうで、おばあちゃんの声質と顔色が変わりました。お子様にも家庭を築いてほしいそう。何とか元気づけられないかと私が口を開きました。
「私は30代で最近フラれてしまい、独り身です!
この3年間、恋愛に興味を持てず一生独り身と思っていましたが、思い切ってマッチングアプリで恋愛をしたら、元彼が”恋愛の楽しさ、幸せ”を教えてくれました。気持ちが落ち着いたら、また恋愛がしたいと本気で私に思わせてくれた、
優しい、ヒーローのような彼でした。お子様も、きっと誰かと一緒にいたい気持ちはあるのかな…」
すると、おばあちゃんが涙ながらに私の手を握って「ありがとう。」と言ってくれました。
「あなたはとても強い。そして優しさにあふれている、愛嬌のある方なんですね。」
まっすぐ私を見て、手を握って言ってくれたこの言葉に、どれだけ救われただろうか。さらにおばあちゃんは続けました。
■夫婦、子どもはかけがえのない宝物
「息子は世間から見たらだらしないかもしれない。でも私にとっては、大切な子どもなんです。子どもと旦那がいてくれただけで、どれだけ幸せな日々を過ごすことができたか…。旦那はもういないけど、私の中にはずっといる。かけがえのない宝物なんです。」
「あなたは本当に優しい、この数分でも伝わってきたわ。元彼さんもこの言葉を聞いたら、きっと喜んでくれるのではないかしら。あなたはきっと幸せになれる。優しい元彼さんも、きっと幸せになれる。
あなたにも、旦那と子どもがいる幸せをぜひ実感してほしい。」
さらに強く手を握ってくれて、私にそう言ってくれました。
この時の会話内容は、1週間以上たった今でも鮮明に覚えています。なんて愛情あふれる、心がきれいなおばあちゃんなんだろう。何気なく声をかけてくれた見知らぬおばあちゃんから、こんなにも幸せをいただけるとは、思ってもいなかった。
そう話しているうちに目的地へ到着。あえてお互い名前を聞かず、笑顔で解散しました。もし地元で見かけたら、それは本物の運命であり、ぜひ名前を聞きたい。とても幸せな出来事でした。
■あれ、ここどこだっけ( ;∀;)
おばあちゃんと解散し、幸せいっぱいで会社へ向かう道の途中でした。
「あれ・・・ここどこだ?」
おばあちゃんの目的地周辺とは見慣れない街。ふと右を見ると、なんとタイミングよく地図(^^)/…が!あ、あれ・・・?!何が起こったのかというと、、
おばあちゃんが行きたかったのは、とある「橋」。その1つ手前の橋で解散してしまいました!おばあちゃんごめんなさい( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)
振り返って少し戻ったけど、おばあちゃんはいない!そりゃそうだ…
「きっと私に声をかけたくらいだし、また別の方に声かけているよね…」と自分に言い聞かせ、精いっぱいの土下座を心の中でして、出社したのでした・・・とほほ
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仕事のリフレッシュ中にもかかわらず2,500字!笑
でもあっという間に書き終えるほど、鮮明な記憶で幸せな時間でした。
最後に、もう一つ思ったことがあります。それは、、
■思い出巡り「大好きな街を避けない」
「元彼の住む街を散歩したい!」と勇気が出ました。
元彼は2つ隣の県に住んでいて、遠距離?中距離?でした。便利なアクセスのおかげで車でも電車でも1時間で着くのですが、元彼と出会う前から私はこの街が好きで、将来的な移住も考えているくらいでした。学生時代行ったことがある、今は友人に会いに行く、その程度でしたが、元彼がさらに楽しい思い出を作ってくれたおかげであの街がさらに好きになりました!
別れてもその気持ちは変わらないものの
最後にあの街を出た昨年11月。別れた時、泣きながら1人で歩き続けたことを思い出すと、まだこみ上げるものがあります。ただ、この「こみ上げるもの」というのは悪いものなのか?
そう考えた時、この気持ちがあるから今の私がいる、この気持ちを大事にしたい、好きな街をトラウマにすることはしたくないと思いました。新たな思い出を作りに、いつかあの街に散歩しに行こう!と思えることができました。
もう、何からも逃げたくない、自ら壁を作ることをしたくないと思った11月の挫折。この1つの散歩が、また私の成長を促してくれるお守りになるんだろうなと、自分に自信がついたのでした^^
※もっと簡単に考えたら、家が遠いから躊躇うだけなのかなと。誰もダメなんて言ってないし、自分が行きたい時行きたい場所に行けばいいじゃん!と楽観的になれてきました( ˶˙ᵕ˙˶ )ノ笑
行くかどうかは分かりません。行く日も決めません。私は散歩が好きで、ふと散歩しに1人どこかへ出かけることがあるのですが、その候補の1つに入れています。この候補から2ヶ月避けてしまっていたけれど、入れることができた、その分楽しみが増え、日々の生活が豊かになる、この事実が私の心をとても軽くしてくれました。
見知らぬおばあちゃん、ありがとうございました!