覚えておきたい校正記号 & 赤字入れで心掛けていること
デザインに文章や写真が入ったら、いよいよZINE作りのゴールが見えてきました!ここで忘れてはいけないことが、校正&校閲作業です。誤字脱字や内容的に問題がないかなどをここでチェックします。
自分一人でZINEを作っている場合でも、第三者になったつもりでZINEを一度通しでチェックする時間をきちんと取ることをおすすめします。
また、出版を仕事にしていない方でも、企画書のチェックや社内報、プレスリリースのチェックなどで校正作業をする場面は意外とあるのではないでしょうか?
今回は、基本的な赤字の入れ方と最低限覚えておくと便利な校正記号について書いてみたいと思います。(とはいえ、私は校正・校閲部門で働いていたわけではないので、あくまで編集目線の基本的な情報になります…!)
私が新卒で入社した出版社はメンター制度などはなく、先輩の仕事を見て覚えるスタイルでした。なので赤字の入れ方も先輩の校了紙を見たり、校正担当の方から戻ってきた原稿を見ながら見よう見まねでなんとなくやっていましたが、あるとき先輩が「これあげるよ」と渡されたのが、この『校正記号の使い方』という本です。
結局使う校正記号は限られているので、もうこの本を見返すことはないのですが、なんとなく捨てられずに今も大事に取っています。
ZINEにも校正作業が必要な理由
出版社が出す書籍や雑誌なら、間違いのない内容の出版物を出さなくてはならないことは当たり前ですよね。その点ZINEはパーソナルな自費出版なので、そこまで目くじら立てなくても……と思ったりもしますが、私個人としては、たとえZINEだとしても最低限の校正作業はできるだけやったほうがいいと思っています。
理由としては、せっかく内容的にいいものだとしても、表記が間違っていたり事実確認が疎かだと、それだけで残念な印象になってしまって、すごくもったいないと思うからです。せっかく一生懸命作ったZINEだからこそ、気持ちよく自信を持って世に出したい。なのでZINEにも校正作業は必要だと思っています。
校正と校閲の違い
よく「校正・校閲」とワンワードで言われますが、実はそれぞれ別の意味を持っています。
つい校正と校閲を同時にやってしまいますが、できたら「今は校正モードでチェックする」「今は校閲モードでチェックする」と、頭を切り替えて確認したほうが、間違いを見つけやすくなると思います。
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