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よくばり沖縄一人旅 旅の準備から1日目
旅の準備
当初、2月初旬に予定していた札幌・小樽・函館旅行が、まん延防止措置で雪まつりが中止になり、札幌に住む叔母に会うのもはばかられる。美味しいもの大好きな私として居酒屋やラーメンのハシゴも出来ない。ましてや私の住む神奈川県にもまん延防止措置が適用されているので、正直「旅」を楽しむには周りの目も気になるところだった。出発一週間前に旅行を中止した。
北海道旅行で予約していたピーチ航空の航空券払い戻しは現金ではなくピーチポイント付与と言う形で行われ、そのポイントは6ヶ月以内に使わなくてはならない。そのポイントを使っていつ、どこへ行こうかと2月下旬頃から計画を練り始めた。
旅先を選ぶ条件として第一に、その時期、地元や旅先にまん延防止措置が解除されていること。第二に、こちらから知り合いに会いに行く形で先方には迷惑はかけたくない(知り合いではない人になら迷惑をかけていいと言う意味ではなく)。第三に密にならない場所。第四にどうせなら行ったことがない所に。3月に入り候補は絞られ、今回の旅の行き先は沖縄本島へと決めた。石垣島、竹富島には行ったことはあるが、本島には行ったことがなかった。
まずは日程、往復の便を検討する。沖縄に行ってやりたいことを箇条書きにしてみる。そしてそれをグーグルマップに行ってみたいところとして登録する。
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広範囲にわたって行きたいところを保存する
まずはドライブ。レンタカーを借りて沖縄本島とそこから橋で渡れる島々を、可能な限り全部回る。ぐるっと本島一周出来たら楽しいだろう。NHKの連続テレビ小説ちむどんどん。我が街も盛り上がっていて、美味しい沖縄料理を沢山食べ歩き、自分の店で作るレシピの参考にもしたい。沢山の星が見られる夜空や美しい海岸や橋を、360度写真の撮れるTHETAで撮影する。最初はそんなところから旅程を決めていった。観光は国際通りや首里城、ひめゆりの塔なども回ってみたい。ん?体験ダイビングもいいなぁ。そうだ!ここ2年くらい前から復活したゴルフもいいなぁ。旅でしたいことが沢山出てきた。
フムフム、ダイビングをした日は飛行機に乗れないのかあ。催行する時間も各社色々だなぁ。ダイビング費用の適正価格を見極めたり、一人予約を受け付ける業者が少なかったりと私の条件はかなりハードルが高く、プランがなかなか見つからずにいたが、アクティビティジャパンというサイトで素晴らしいダイビング業者に出会えた。楽天ゴルフGORAでは一人予約のプランに申し込んではみたものの、同伴者が揃うまではとてもヤキモキした。規定人数に達しないと中止になってしまうからだ。そのプレーが決まるのは前日だ。そうしてふた月に渡りようやく全ての行程が決まる。コロコロ変わる長期天気予報。雨予報が変わるのを天に祈った。ゴルフバッグをクロネコゴルフ便で送れば良かったと気づいたのは、ピーチ航空で事前手荷物予約が安いからと手配した後だった。急に気が変わっても、手荷物予約はキャンセルは出来ない。予約済みのYCATからのリムジンバスもゴルフバッグを担いで移動するには時間的にやはりタイトだなぁと思い、急遽出発二日前に京成スカイライナーに変更した。私の旅の計画は全く万全ではなかったことに直前になって気づく。トドメは出発3日前から急性副鼻腔炎が再発。微熱発熱。抗生物質投与の治療となったが、万が一空港で熱があれば飛行機には乗れない。成田空港から引き返す悪夢がよぎる。仕事においては嬉しい悲鳴。出発の3日前、2日前、前日と多忙による疲労感、睡眠不足。旅の不安は自分自身だった。
1日目 南へ
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4月10日日曜日。5時過ぎに家を出発。相棒のゴルフバックと共に妻に最寄りの駅まで送ってもらう。日暮里駅からは京成スカイライナーに乗車。車中でおにぎりの朝食だ。成田空港までのアクセスは、成田エクスプレス、リムジンバスもあるが、早朝の便、夜遅くに到着する便には減便などの理由で対応していない。京成スカイライナー様々だった。
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機内睡眠の妨げになるかな?と
成田空港国内線ターミナル。MM503便は搭乗口よりバスにて駐機場所に移動し、定刻通り那覇へ向け離陸した。
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成田空港上空でUターンした機体は、都内湾岸部へと進む。右側窓際の座席からは、都心部を見下ろす眺望に釘付けだ。多摩川、相模湖、富士五湖、富士山、駿河湾、伊良湖岬がくっきり見て取れた。
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少し寝て窓に目をやると、雲の隙間から奄美や沖縄の島々が見て取れた。まもなく着陸だ。
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無事に那覇空港に到着。天候は曇り時々雨。24度と前日の関東地方の気温と変わらないが、湿度を感じる。送迎バスにてレンタカー会社に到着。今回の旅の相棒は日産マーチだ。この色の車を買うと思うと、なかなか個性のある色だ。
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国際通りを通り第一牧志公設市場に行く予定だったが、レンタカー会社出発までに少々時間がかかり、ここは飛ばすことに。体験ダイビングの参加時間優先を厳守しなくてはならない。58号線を北西に向かう。グーグルマップで見つけた浦添市の人気店、沖縄そば鶴亀に行ってみる。地元の方々に人気店なお店のようで、観光客は私一人といったところ。店主から「今日は三枚肉そばは売り切れです」とのことで、私はソーキそば中730円を注文。あっさり味のソーキそばはとても美味しく、ソーキも柔らかで美味だった。
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北谷を抜け読谷村、残波で有名な比嘉酒造の前で車を停める。日曜日なので営業はしていない。看板やタンクだけ写真を撮影する。
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ここからすぐのマリンショップtwinsに到着。看板などはない民家を借りての営業だ。この日この時間帯は、私一人の体験ダイビング、そしてもうひとりはシュノーケリングの予約。ダイビング中の大事な説明を聞き、着替え終わるとワゴン車で港に移動し、そこからは船で5分。真栄田岬沖に到着した。
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ここから青の洞窟のダイビングが始まる。以前耳抜きが上手くいかず、痛みに耐えダイビングを続けたことがあったが、今回のアドバイスは1メートルごとに耳抜きをすると良いと。「何回したっていいよ。違和感が出たら、その都度耳抜きしていいんだから」。おかげで深い場所まで難なく行けた。
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カラフルな魚たちと泳ぐ姿を持参した360度写真の撮れるカメラTHETAを水中防水ケースに付けての動画の撮影を楽しむ。神秘的な青の洞窟。暗闇の中を進み、インストラクターさんのライトに浮かぶ魚たちとの出会い。青の洞窟前で記念撮影をしたり、魚の餌付けをしたりして約30分くらいダイビングを楽しんだ。ただダイビング終盤になって波酔い(船酔い)を起こしてしまった。海の中にいながら不規則な潮の流れを受けてしまったのだ。インストラクターさんに向かい、指で上を指し、上がりたいとアピール。船上で少し休み帰港。ショップでシャワーを浴びさせてもらうと少しスッキリした。今回このショップを選んだのは「一人予約が出来る事」「ボートエントリーが出来る事」「自分の予算」「自分に合った開催時間」。インストラクターさんは「今日は濁ってましたね」と言うが、私には大満足であった。
青の洞窟360度動画は下記の動画をタップして画面下の「YouTube」の文字をタップしてYouTubeのアプリを立ち上げて観て頂きたい。全画面表示にしてスマホを持って自分自身で右や左、上下に動かしてみてほしい。決して自慢出来る動画が撮れた訳ではないのだが。目の前に私の見た景色が広がることであろう。
青の洞窟探索を終え、餌やりから記念撮影
ホテルへ。そして夜のおたのしみ
再び58号線を走り、途中の谷茶(たんちゃ)辺りからはきれいな夕陽が眺められた。
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翌日ゴルフのためにチェックアウトが早く、ホテルで朝食が食べられないので、ホテル近くのローソンで沖縄限定のポーク玉子のおにぎり?おにぎらず?を購入した。
みゆきビーチ近くのみゆきハマバルリゾートに到着。30分早く到着出来ていたら、雲の隙間からの夕陽をホテルで眺められたであろう。ホテルに向かう途中、ダイビングの疲れ、酔い、睡眠不足、鼻の不調で道中1時間ほど駐車場で寝てしまったのだから仕方がない。残波岬も真栄田岬も万座毛も立ち寄ることを諦めた。そう、今回の旅のスタート、まず体調が万全ではなかったので無理は禁物だ。安全運転だ。
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夕食は事前に調べていた民謡居酒屋島唄へ。歌を聞きながら沖縄料理を食べお酒が飲める三拍子揃ったお店だ。カウンターに座敷、テーブルがあるが、店主の勧めでステージ前のテーブル席に座る。コロナ禍により観光客減。私以外のお客さんは川崎から来たというご夫婦のみだ。横浜から遠く離れた地で隣の川崎からの方と会うのはなんと言う偶然だろう。
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オリオン生ビールに刺身盛り合わせ、もずくの天ぷら、豆腐チャンプルーを注文。どれも2人前サイズだ。
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少し経つと40才くらいだろうか男性の歌い手さんは三線を持ち、71才の店主と共にステージに立つ。店主は太鼓とサイドボーカルといったところだ。沖縄民謡に加え、花、涙そうそう、海のうた、島唄、島人ぬ宝などどれも全国的に有名な唄を聞かせてくれた。
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店全体もそうだが、料理、選曲、値段、どれも観光客向けの店だ。店主は送迎もするらしい。
おかわりに泡盛のシークワーサー割り、アセロラ割りを試して店を後にする。ホテルに大浴場もあるが、翌日に備えて部屋でシャワーを浴びて早く就寝した。
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2日目に続く